早朝の通勤途中でリトルカブがパンクしてしまい、本当に大変な目にあったのが数日前。
カブを乗り捨て、そこからバスと電車を3本乗り継いで職場まで行きました。
そしてその日の夜中にカブの救出大作戦・・・。
もうこれで翌日からバイク通勤を再開できると思いきや、まだ肝心なことが残っていたのです。
そう、パンクの修理。
私にとって自分でやりたくないバイク作業第一位かもしれません。
失敗すればチューブに穴を開けてしまい、さらなるパンクを招くことは言うまでも無く、バイク屋へ持ち込めば意外にも高く、近所の店では3000円くらいかかります。
自分でやれば失敗のリスクが高い。
店へ持ち込めば3000円もかかる。
さあ、どちらを選ぶんだ!? なのです。
貧乏人にとってはかなり辛い選択です。 だからパンク修理・タイヤ交換が嫌です。
しかし嫌だとかそんなことを言っているヒマはありません。
貧乏ヒマなしです。
どちらにせよタイヤも古くなってきたことだし、チューブ・タイヤとも新しいものに交換することにしました。
ヤフオクで安く購入できることを以前Akiさんから聞いていたのですが、今回は時間優先でAmazonで購入。
最近はAmazonの利用者増によってヤマト運輸の宅配問題がいろいろと騒がれているので、なんとなくAmazonを利用するのが後ろめたい気持ちだった私。
しかし、今回はそれどころじゃありません。
バイク通勤のため、すぐにでもタイヤ交換が必要なのです。
そんな理由のため、
ヤマトさん、すぐにでも届けてください!!!
さすがAmazon!さすがヤマト運輸のドライバー!
あっという間に届けてくれました。本当に感謝!
もうMiniSD→SDカードの変換アダプター1枚だけのために日時指定で届けてもらうようなバカな真似は二度としませんので、今後も困った時はよろしくお願いします!
買ったのは今までと同じタイヤの、
ダンロップ D107 2.75-14インチ。
2288円でした。
チューブは1196円。 リムバンドは141円。
全部合わせても3000円台なので、これにバイク屋へ持ち込んでさらに3000円かかるというのがどうしても納得いかないものがありました。
探せば1500円くらいでやってくれるバイク屋もあるらしいんですけどね。
しかし探している時間など今はありません。
自分でやるのか、やらないのか。
今すぐ決断!!!
過去に2度だけ自分でタイヤ交換をしたことのある私。
そのうち、一度が失敗。一度が成功でした。
現在のところ、成功率は50%なのです。
初めてチャレンジしたのがグラトラのタイヤ交換。 DUROのクラシックタイヤにする時です。
なんだかんだ言って自分で出来ちゃうんじゃないか?と甘い考えでタイヤレバーなどを買い揃えました。
その結果・・・ レバーで穴を開けてしまい、バイク屋へ持ち込み。
「チューブに6箇所穴が開いていたよ」と店のおじいさんに言われた時は本当に恥ずかしかったです。
当時の記事はこちら
もうタイヤ交換なんて二度と自分でやるものかと思っていたのですが・・・
時間が経つと過去の反省なんて忘れてしまうもの。
リトルカブの前後タイヤ交換でまたもやチャレンジ。
あの時は作業中にフォースが宿ったのです。
当時の記事はこちら
フォースの導くままに手を動かしていくと、タイヤ交換は終了していました。
しかし作業自体にはかなりの時間を要したのです。
こんなに心身ともに疲れ果てることになってしまうのであれば、やはり3000円を払ってでも安全確実であるバイク屋任せのほうがいいのではないかと思いました。
そう、やはり私のようなド素人にはタイヤ交換は絶対にお店へ任せるべきなのです。
・・・・・本当に、そうなのか?
もっと簡単に、そして確実に、私のような人間にも出来てしまうタイヤ交換ってないものなのか?
いろいろと検索をしているうちに、YAHOO!知恵袋で気になる質問を発見しました。
「原付スクーターのタイヤ交換は結束バンドを使えば簡単に取り外し取り付けできますか?」
え?? 何それ??
結束バンドでタイヤ交換??
関連動画も2つ発見しましたが、車用の大きなタイヤで行っていて、あまりコツがわからなかったのですが結束バンドでタイヤ交換が可能であることはわかりました。
バイク用タイヤで行っているものは未発見。
リトルカブの14インチなんていう超小さなタイヤでもできるのかな・・・???
もし可能であるならば、タイヤレバーも不要ですし、パンクのリスクがかなり低く、いや、ほぼゼロになると思うんです。
・・・ならばチャレンジしてみるしかない!!!
今回も失敗したら二度と自分でタイヤ交換など絶対にしないと誓っての挑戦。
人生がかかっていますので、かなり集中しています。
パンクしたまま少し走ってしまったのでホワイトレターもボロボロになってしまったリトルカブのリアタイヤ。
(車体からの取り外しについてはこちらの記事をご覧ください)
パンクの原因は、これでした。
釘かな・・・?
タイヤ交換を始める前に、突然ヤスリがけを始める私。
後でホワイトウォールにするので今のうちに側面をザラザラにしておくんです。
削ったら次は洗剤でこれでもかというくらいゴシゴシ洗って表面に付着しているであろう薬剤(?)を落とします。
ミッチャクロンはアクリルガッシュを塗る直前に吹こうと思います。
ヒゲもカット。
これ、真ん中の列だけヒゲを残してモヒカンにするのもいいかもしれないですね。
削り終わったタイヤ側面。
この横線が少し絵の具の上に出たらいいアジにならないかな!?と期待。
ではパンクしているタイヤをホイールから外します!
(ビードを落とすとか上げるとか、なんとなく意味がよくわからないのでこのブログでは使用しません)
結束バンドを使ってタイヤを外す方法もあるみたいなのですが、あえてここはタイヤレバーを使います。
どうせパンクしてるんだし、最後に思いっきりレバーを使わせてください!
さあ始めます!
・・・・・あ!! タイヤの下に敷く段ボール紙が無かった!
何も敷かないとホイールに傷をつけちゃいますからね。
他に敷くもの無いし、どうしよう?
キキキィ!!(ラパンの急ブレーキ)
ガチャ!
スーパーまでわざわざもらいに来た!!!
ジャスト9時!
開店直後に段ボールをもらうためだけに来た客は私だけのはず!
ダダダダダッ!
急げ! 明日までに確実にタイヤ交換を終わらせなくては!
おっ 段ボール発見!!
これじゃい!! ガシッ!
速攻で帰宅ー!!
ガシガシガシガシガシガシ
ガシガシガシガシガシガシ・・・
あの~ 踏んづけて何周か回ればタイヤが外れるって言ったの誰??
全っ然変わりないんですけど・・・。
やり方が間違っているのかな??
ちゃんと動画とかでチェックしておけばレバーを使わないで外す方法があったんでしょうけどね。
時間も無いんで、レバーで外します。 バコッ バコッ。
あー 楽しい! 外すのだけは私でも余裕でできますね(笑)
ベロン。
ホイールを外します。 ここまでは間違いなく簡単。
タイヤに刺さっていたものを抜いてみた。
小さなネジか・・・。 くそう!こいつ1個のためにあんなに苦労したなんて・・・!
チューブレスタイヤだったらどうなっていたんだろう?
パンクしても数キロは走れるって聞いたけど実際どうなんだろう?
ガソリンスタンドで空気を入れながら走れば目的地までは到着できるものなのだろうか?
ジャジャーン!
ビードワックス登場!
本格的貧乏期に入る前に買っておいたものなので、これは本物ですよ!
今の私だったら・・・ 洗剤? CRC? マーガリン?とかになるかな!?(笑)
そういえば、タイヤを黒くするスプレーがビードワックスよりもいいと何かで見た記憶が・・・。
結束バンドでのタイヤ交換の場合、外側と内側のどちらに塗っておけばいいかよくわからないので、ともかくタイヤのフチにたっぷり塗っておきます。
結束バンド登場!
果たして、本当にこんなものでタイヤ交換ができるのだろうか?
チキりには使い道がほとんど無いホワイトの結束バンド。
25センチで長さも中途半端。
少しだけ家にあったから先に使っちゃおう。
ギュッ ギュッ ギュッ
画像ではペンチを使ってるけど、手で十分締められました。
見えづらいけど、途中から黒い結束バンドを使っています。
10本使用。
このタイヤには25センチの結束バンドで長さが足りたけど、短い結束バンドを継ぎ足しても出来るなあと思いました。
フチの部分同士が完全にくっつくくらい締めたほうがいいんだろうな。
この結束バンド部分をホイールが滑りながらはまるのでしょう。
さあ、それじゃあホイールを入れますよ!!
どうなるかな~ ドキドキドキ。
・・・ん?
こ、これは・・・
チューブじゃないか!!
うわ~!! しまった!!
結束バンドで締める前にチューブを入れておくんだった!!
パチッ パチッ
結束バンドを全部切ってやり直し~。
チューブにテキトーに空気を入れておきます。
ピンと張らないでクチャッとなっちゃうくらいがいいのかな?
タイヤのこの丸印の部分にチューブの空気を入れる部分がくるようにするらしいんですけど・・・
バランスのため?
私にはまったくわからないレベルの話かもしれない!
タイヤの中にチューブを全部つっこみます。
チューブが完全に入りきったら、
また結束バンドで全体を締めます・・・!
あー さすがに二度目は面倒だった。
今回は11本!
そうだ! ツルッて簡単に入るようにビードワックスを結束バンド部分にも塗っておこう!
これ絶対に効果あるはず!
ちなみに結束バンドはツルツルした部分が表側にくるように締めるのが大事ですね。
ギザギザ側を表にしたらすべり止めになってしまってホイールがつっかかっちゃうんじゃないの・・・?
閉じているタイヤのフチとフチの間からチューブがはみ出ないようにして結束バンドを締めつけるのもポイントかもしれない。
もしチューブがはみ出していたら、ホイールをはめ込む時に噛んでしまうから・・・ まあパンクはしないと思いますが。
タイヤの上にホイールを乗せて、さあ、いきますよ!!
タイヤレバー無しでホイールをはめ込むことはできるのかー!!?
最初にチューブの空気を入れる部分をホイールから出してネジで簡単に固定しておきます。
そうしたらあとは全体重を乗せてホイールを押し込んでいくだけー!!
手でグイーッとホイールを下へ押す。
ガポッ
・・・すごい。 入っていく!!
入ったところは膝でおさえながら、まだ入ってない部分に体重を乗せていく。
ガポッ
タイヤ半分が入った!
ここまで所要時間30~40秒くらい。
残りの半分がちょっと入れづらい。
でもコツがわかりました。
手で押すのではなく、膝で全体重を乗せて押す。それだけ。
すでにタイヤへはめ込んでいる部分から少しずつ膝を横へ移動させていって(膝でカニのように移動する感じ)、まだ入っていない部分を体重で押し込んでいく。
・・・簡単すぎる!
私のような素人がタイヤレバーを使うとチューブを噛んで穴を開けてしまう危険性があるけど、この方法なら穴を開けてしまうことはほとんど無いんじゃないだろうか?
一番最後にはめ込む部分。 これがタイヤレバーの場合だと、下手くそな私の場合は力に頼ってしまって危険度大なんですけど、膝でグッ押すだけで入りました。
ホイールが全部入った!!!
ここまで撮影しながらだけど2分くらいだと思う!
もう結束バンドは不要なので全部切って引っこ抜きます。
ここもきちんと締めて、
空気入れます!
空気圧は210くらいにしておこうかな。
んん~ 想像以上に簡単だった!!
この後試走するけど、問題なければ今後はずっとこの方法でタイヤ交換することにしよう!!
結束バンド10本くらいあればできちゃうなんて・・・
ホイールも全然傷つかなかったし、時間も全然かからなかったし、これすごい・・・!!
元通りに装着して、はい完了~!!
片付けたら試走してこようっと!
ほんと、結束バンドは有能、万能だね~。
これからはタイヤ交換が楽しみになりそう!!
さー 片付け片付け!
・・・ん??
え~と、これ、なんでしたっけ。
え~と・・・・・・
リムバンド入れるの忘れてもうた!!!
泣きながらタイヤを再度車体から外し、一からやり直しです。
そしてタイヤからホイールを外してさらに悲しくなったことがありました。
ホイールには今まで使ってたリムバンドがしっかり入ってるままだった!!!
なんだ、それならわざわざやり直さなくても今までのリムバンドだって良かったじゃないか・・・!!
このままでは悲しすぎるので、古いリムバンドの上に新しいものを重ねてあげました。
せめてこれで・・・ 自分を納得させよう。
次のタイヤはめ込みに要した時間は1分弱でした。
慣れるとめちゃくちゃ早い!
ただし結束バンドを10本締め付けるのに時間がかかるのですが。
今度こそ!! 完了です~。
試走してきたけど、特に問題は感じませんでした。
それよりもチェーンのダルンダルンが・・・ いい加減交換しないとヤバい!!
今回のゴミ・・・
結束バンド30本以上!(笑)
捨てるしかないですよね~
あっ!? カブのフロントグリル計画・・・。
今回のタイヤ交換も毎度のごとくテキトーにやっていますので、いろいろと問題があるかもしれません。
タイヤ交換はプロへ依頼することを強くオススメします。