グルメや「インスタ映え」するスポットでも注目される韓国第2の都市、釜山が日本人観光客の誘致に力を入れている。関西空港から飛行機で1時間半と、週末旅行もできる「一番近い海外旅行」を記者も体験した。【柴山雄太】
韓国南部に位置する釜山は大阪から約600キロ。長崎県の対馬とは最も近い所で約50キロの距離だ。韓国最大で、世界有数のコンテナ取扱量を誇る港町であるとともに、古くからリゾート地として知られ、夏場は海水浴客でにぎわう。海沿いにはホテルや別荘としても使われるマンションが建ち並ぶ。
釜山タワー
釜山を拠点とする格安航空会社(LCC)エアプサンで午前11時に関空をたち、釜山・金海国際空港へ到着したのは午後0時半すぎ。その足で繁華街・南浦洞(ナンポドン)にある釜山タワーを訪れた。
小高い丘の上にある公園に立つ、高さ120メートルのタワーからは、貨物船やフェリーでにぎわう釜山港が一望でき、天気が良いと対馬も見える。2017年にリニューアルされ、内部は写真撮影スポットが盛りだくさんだ。
海東龍宮寺
翌日向かったのは海東龍宮寺(ヘドンヨングンサ)。韓国随一の海水浴場で、リゾート地としても開発が進む海雲台(ヘウンデ)から東に車で30分ほどの距離にあり、写真映えする観光地として外国人にも人気が出ている。
軽食や海産物、野菜などを売る露店が並ぶ参道を通って、石段を下り、日本海に面する寺へ向かう。石段は108段あり、歩くことで煩悩が無くなるのだという。