卒業研究
僕にとっては高専で経験した悪夢のイベント, 大学で経験した自分の未熟さを思い知ったイベント.
高専の卒業研究
卒業研究がなぜ悪夢イベントだったかをぐちぐちいう前に, まずは高専の頃の僕についてを書くことで僕が悲劇のヒロインみたいな立場ではないことを書く.
高専の頃の僕
3年生までは成績も悪くなかったし, 素行が多少悪いような気もしていたがそこまで大きく「悪い」というレッテルが貼られるような学生ではなかったと思う.
ただ変わったのは3年生の終わりに高専に入るきっかけとなったNHKロボットコンテスト, 俗にいう高専ロボコンに出場する部活をやめたことだと思う. いろいろあったんですよ.
勝手にブログにしておいてあれだけど, この話は普通に今でも思い出したくないような人生の機転だと思うし, この後の高専生活によくない影響を及ぼしたりする.
4年生になった僕は, 理由もなく高専生活を送ることになるわけで(ロボコンをやめて特にやりたいこともなかったため)学校が終わったらすぐ家に帰ってFPSをやり続けたりとか, 授業抜け出してゲーセン行ったりとかマジで最悪だったと思う.
今思えば傷心してたのかもしれない. この頃から授業に対して頑張ることをやめてしまったと思う. 人間って努力を一度でもやめて楽を覚えてしまうと元の生活に戻るのってほぼ不可能な気もする.
親に勉強しろって言われた時には, こんなことをいって堕落の一途を辿っていた.
昔から, 地頭が良い法ではなくてテスト期間入ってらゲームからTwitterから漫画を読むことから自分が娯楽だと思うもの全てを排除して, テストだけに向き合うようにした勉強法の限界がきてたのかもしれない.
どちらにせよこんなことを言い放つぐらいなのでなかなか自堕落になってたのは間違いない.
苦しんでテスト勉強して学年順位5, 8位とることよりも, だらだら友達と喋ってゲームして前日にちょっと勉強して38位で進級できるならそれでいいじゃん.
そんな感じで4年生を過ごしているわけだから, それはもう研究室を選ぶ権利なんてない. そういうわけで研究室配属は最悪な結果になって下に続く.
卒業研究
配属された研究室はクラス40人くらいいて誰も希望しなかった研究室.
その研究室の同室には僕の行きたかった研究室があった.
その研究室に配属された人はあまり熱心に研究に取り組むことはなく, すごい苛立ちを抱えながら日々を送っていた感情だけしか今では思い出せない.
とりあえず, 思い出すのはつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらい・・・・・・っていう感情だけで終わった今も二度とあの日々には戻りたくない. もし似たような経験をすることになるなら一目散に逃げるって思ってる.
テーマは放射線検出半導体からのエネルギー推定
みたいなことだったと思う. 実はあんまり覚えてない.
別に放射線には興味なかったし, 希望してなかった研究室ということもあって言われたことの60%くらいしかやらなかったし, 精神的にもできなかった.
この, 希望した研究室でないかつ目の届くところで希望研究室の実態を見続けた経験は間違いなく歪んだものだったし, これによって正しい研究室に配属されればきっと自分はすごい研究をすることができるはずなんだというよくわからない感情が膨らんでいった.
これによって大学の卒業研究ではイキリ続けて最終結果は何もない. 本当に絵に描いたような最悪人間が出来上がった.
大学の僕
電気科から情報科に転科したこともあったし, 井の中の蛙(高専の頃はプログラミングができるほうだった)だった.
だから本当にプログラミングだけをやり続けた. 大学4年生になるまでは別に特筆して変わったこともないため, さくっと卒業研究について書く.
卒業研究
高専ころとは一転して, 先生は優しいし配属も自分が希望した研究室になった.
高専の頃とは違う環境にすごく晴れやかな気持ちになったし, ここでならきっと自分でも研究がしっかりできると意気込んでいた気がする.
卒論を書く際, 高専の時は専攻科の先輩がとても寄り添ってくれた(それこそ卒論の構成から文の書き方まで)のであまり意識することはなかったが, 僕は圧倒的に文章を書くのが下手だったらしい.
それこそ, 目的を書くだけに4往復するくらいには酷かった. 結局先生が満足する目的は書けなかったんですけど. この文章見ればひどいことはわかると思うが・・・・
卒論を書くはずなのにずっと卒論以外のことをしていた, PCの画面にはtexshopが起動しっぱなしで1時間, 2時間, 6時間過ぎようとも1文字も進まない, そんな日々を4日くらい過ごした.
その期間なぜ進まないのか, どうしてこんなに頭を抱えて泣きそうになりながら画面を見続けてるのかってことだけを考え続けて, 本当に意味のない時間だけを無限に繰り返してた.
僕にとっての大学での卒業研究は, 忌み嫌っていた高専での隣の研究室の学生そのものだった.
なんかそれに気付いてからは何もかも崩れ落ちるような, 結局自分もそうなるのかというめちゃくちゃな失望感というか言葉じゃ表現できないような気分になった. 結局は何もできないやつなんだなぁって思っちゃった.
まとめ
感じてることを吐き出した. もし歪な高専生活を送ってしまって大学に希望を持って研究室に励む人がいるとしたらこうはならないで欲しいな. 編入生は優秀みたいなことを言われるが, そんなことはないことが僕を見てわかると思う. 優秀な人が優秀なんですよ. 結局, 卒業できなかったら笑ってください. 普通に落ち込みますが, 慰められるよりは気持ちが楽だと思います.