クリストファー・クロスのおすすめ名曲・有名曲!絶対に聴くべき人気曲10選

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「天使の声」と称される透明感溢れる歌声を持つ、AOR界屈指のミュージシャン・クリストファー・クロス。
今もなお勢力的にライブ活動を続け、他のAOR系ミュージシャンとは一味も二味も違った魅力を放つクリストファー・クロスの楽曲から選りすぐりの名曲・有名曲を紹介していきます。
人気曲だけに留まらず、隠れた名曲も紹介していくのでぜひチェックしてみてくださいね。

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目次

クリストファー・クロスとは?

前代未聞!グラミー賞主要4部門を総なめした男

クリストファー・クロスは1979年にアルバム「南から来た男」でデビューしました。
そこからシングルカットされた「風立ちぬ」が全米チャート2位、「セイリング」が全米チャート1位、「もう二度と」が全米チャート15位を記録するなどしてたちまち人気となり、1980年のグラミー賞で前代未聞の偉業を達成したのです。

デビューアルバム「南から来た男」とシングル「セイリング」で、1981年のグラミー賞主要4部門を独占したのです!
主要4部門とは「最優秀アルバム賞」、「最優秀レコード賞」、「最優秀楽曲賞」、「最優秀新人賞」のことを指しており、グラミー賞の中でもこの主要4部門はジャンルを問わずに選ばれるため、選ばれるハードルの高さは尋常ではありません。

時代はロックもR&Bも全盛期でマイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダー、ジャーニーやエアロスミスといった「猛者」たちがしのぎを削ぎつつ、マイルス・デイヴィスをはじめとしたレジェンド級のジャズメン達もエレクトリックな要素を取り入れるなどして話題となっていた、いわば「ポピュラーミュージックの全盛期」でした。

そんな音楽の戦国時代のような時期に、新人がグラミー賞主要4部門を総なめしたインパクトは尋常ではありませんでした。主要4部門の同時受賞はその後誰も出来ておらず、クリストファー・クロスただ一人が成し遂げた偉業なのです。

「天使の声」と称される透明感ある歌声

そんなクリストファー・クロスの一番の特徴は、なんと言っても「天使の声」と称される透明感ある歌声です。
クリストファー・クロスの歌声は力感が抜けているにもかかわらずとても伸びやかで、それでもって「ピュア」という言葉がとても似合う、優しくて素朴な声質をしているんです。

AORというと、やはりボビー・コールドウェルやボズ・スキャッグスのように「都会的で洗練された、どこか影のある男の歌」みたいなステレオタイプがあるのですが、クリストファー・クロスの楽曲や歌声はAORに付きまとう性的なイメージとはかけ離れているところが特徴的です。

類稀なる作曲の才能

クリストファー・クロスの楽曲面の特徴はメロディーと楽曲のアレンジがシンプルで美しいところです。

グラミー賞の主要4部門を総なめするほどの力は伊達ではなく、どの楽曲も抜群に美しいメロディーとなっているのです。それを彩るのは、時にピアノやシンセサイザーであり、時にギターやパーカッションで、万人が聴いて良いと思えるキャッチーさも兼ね備えているところがクリストファー・クロスの凄いところです。

ここからは、そんなクリストファー・クロスの名曲・有名曲を年代順に紹介していきますね!

セイ・ユール・ビー・マイン – Say You’ll Be Mine

「セイ・ユール・ビー・マイン」は1979年リリースのデビューアルバム「南から来た男」に収録されています。

ドラムとパーカッションが織りなす陽気なグルーヴが特徴的なアップテンポなナンバーです。
70年代の楽曲のひとつの「ひな形」とも言える牧歌的な雰囲気、綺麗なコーラスワークが素敵ですね(ドゥービーやイーグルス、リンダ・ロンシュタットetc…)!

ヴォーカリスト/ボイストレーナー目線で言うと、何気にHiC#というハイトーンまで発声しながらアウトロのフェイクを軽やかにこなしているのが聞きどころです。

セイリング – Sailing

「セイリング」は1979年リリースのデビューアルバム「南から来た男」に収録されているバラードソングです。
おそらくAOR系のアーティストの中で最もヒット曲を叩き出しているクリストファー・クロスですが、彼の楽曲の中でも一番の代表作と呼び名が高いのが「セイリング」です。

アルバムのリリース後、セカンドシングルとして1980年に発売されると、たちまちビルボード全米チャート1位を獲得し、1981年のグラミー賞ではこの曲で「最優秀レコード賞」、「最優秀楽曲賞」、「最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞」を受賞しました。

ストリングスとシンセの幻想的なサウンドに始まり、そこにフェードインしてくる艶やかなアルペジオギターの音色が美しいこの曲。クリストファー・クロスの伸びやかで透明感のある歌声ととてもマッチしているのが聞きどころですよ。

Ride Like The Wind(風立ちぬ)

「風立ちぬ」も、1979年リリースのデビューアルバム「南から来た男」に収録されています。
アルバムのリリース後、ファーストシングルとして発売されるとビルボード全米チャート2位まで駆け上がり、ヒットメーカーとしての頭角を現しはじめたのです。

ドラムとパーカッションのダンサブルなビートとピアノを中心としたバッキングが際立つ「風立ちぬ」は、シンプルながらもどこか緊張感漂う雰囲気とコーラス、ギターソロを含めたドラマチックな構成が聞きどころです。
コーラスに、当時イケイケだったドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルドが参加しているのも注目ポイントですよ。

Never Be The Same(もう二度と)

「もう二度と」も、これまた1979年リリースのデビューアルバム「南から来た男」に収録されているアップテンポのナンバーです。

ピアノがリズミカルにリフを刻みながらパーカッションと華やかなコーラスが曲を彩り、絶妙なスパイスとなっているのが魅力的です。クリストファー・クロスの爽やかでピュアな歌声はバラードだけでなく、こうした軽快な曲でこそ生きるように思えます。

Arthur’s Theme (Best That You Can Do)(ニューヨーク・シティ・セレナーデ)

 

1981年の『ミスター・アーサー/オリジナル・サウンドトラック』に収録されている「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」。またの名が「アーサーのテーマ」であるこの曲は、ライザ・ミネリとダドリー・ムーア主演の映画「ミスター・アーサー」の主題歌です。
この曲もまるで当たり前のように全米1位を獲得し、クリストファー・クロスはAORの世界にとどまらず、アメリカン・ポップスの売れっ子アーティストとなったのです。

バート・バカラックが作曲したピアノバラードはメロディが美しいだけでなく、クリストファー・クロスが美しいメロディを柔らかくハリのある歌声で歌い上げ、そこに煌びやかなサウンドのサックスが交わるところが聞きどころです。
AORといえば「渋くて洗練されていて都会的な音楽」というステレオタイプがあるわけですが、クリストファー・クロスの楽曲においては「透明感」が「渋さ」と置き換わって成立している点が特徴的ですね。

ミスター・アーサー/オリジナル・サウンドトラック

All Right(オール・ライト)

「オール・ライト」は1983年リリースのアルバム「アナザー・ページ」に収録されているロックテイストな曲です。
アルバムのリリース後にシングルカットされると、ビルボード全米12位となりました。

「オール・ライト」が収録されたアルバム「アナザー・ページ」が凄いのは、デビューアルバム「南から来た男」をきっかけに、後にも先にもクリストファー・クロスひとりしかいない「グラミー賞5部門独占」をしておきながらそれに負けずとも劣らないアルバムだという点です。

ディストーション・ギター(弾いているのはTOTOのスティーブ・ルカサー(!))とピアノやシンセといった上モノがVan Halenの「Jump」のごとく強いビートを打ち出しているのが80年代っぽいアレンジメントであり、聞きどころです。
クリストファー・クロスの柔らかいヴォーカルが楽曲を爽やかに盛り立てているのも注目です!

Think Of Laura(忘れじのローラ)

「忘れじのローラ」も、1983年リリースのアルバム「アナザー・ページ」に収録されているバラードソングです。

この曲はクリストファー・クロスの恋人の親友だったローラ・カーターが不慮の事故で命を落としてしまい、彼女へたむける曲として描かれたという心苦しくも温かいエピソードがあります。

アルバム「アナザー・ページ」の中で最大のヒットソングとなったのはこの「忘れじのローラ」です。
アメリカのドラマ「ジェネラル・ホスピタル」の中で起用されることで話題となったのですが、クリストファー・クロスはこれまでのインタビューで、テレビの登場人物のために作ったわけじゃなく、亡くなったローラ・カーターへ向けて書いた曲なのだと再三述べているのが印象的です。

Baby Says No(つれないベイビー)

「つれないベイビー」もまた、1983年のアルバム『アナザー・ページ』に収録されている楽曲です。

鍵盤が4つ打ちでビートを重ね、そこにうっすらとコーラスが入り、クリストファー・クロスの柔らかい高音が気持ちよく聞こえてくるのが特徴的な曲です。
この曲の聞きどころはなんと言ってもコーラスです!なんと、バックコーラスを務めているのはあの「ウォール・オブ・サウンド」で一世を風靡したビーチ・ボーイズのカール・ウィルソンなのです。

クリストファー・クロスの優しくも存在感ある歌声と、分厚くも重たくはない質感のコーラスが絶妙に混ざり合っているのが聴きどころですよ。

Swept away(流されて)

「流されて」は1988年にリリースされたアルバム「バック・オブ・マイ・マインド」に収録されているミディアムテンポの楽曲です。

超が付くほど売れた楽曲やアーティストには神がかり的に優れたメロディとアレンジが付きものなのですが、その最高級な独創性はある日突然魔法が解けたかのように消えてしまうのが世の常です。おそらくクリストファー・クロスにおいても、セカンドアルバム「アナザー・ページ」で魔法が解けてしまったのだと思います。

綺麗だし、メロディはキャッチーでヴォーカルも最高なのに、グラミー賞を独占した時のような絶対的なキレがあるかといえばない。とはいえ、佳作として評価されるべき楽曲なので取り上げてみました。

Walking In Avalon(ウォーキング・イン・アヴァロン)

「ウォーキング・イン・アヴァロン」は、1998年にリリースされた同タイトルのアルバム「ウォーキング・イン・アヴァロン」に収録されています。

スティーヴィー・ワンダーの曲に出てきそうな温かい音色のハーモニカ、打ち込みのビートに軽快なギターを重ねたアレンジが特徴的な「ウォーキング・イン・アヴァロン」。確かに、これまでにスティーヴ・ガッドやジェフ・ポーカロといった世界トップクラスのドラマーを起用してきたクリストファー・クロスがまさか打ち込みで楽曲を作るとは・・・と思わなくもない。しかし、打ち込みでもなおクリストファー・クロスの声やハーモニカの温かさが際立っているのがこの人やこの曲の素晴らしいところです。

最もおすすめな名盤はズバリ!「南から来た男」

最もオススメな名盤はズバリ!1979年にリリースしたデビューアルバム「南から来た男」です。
このアルバムがどれだけ凄いかというと、現在までに600万枚を以上売り上げ、アルバムからシングルカットされた曲は軒並み全米チャート上位を駆け巡り、果てはグラミー賞の「最優秀アルバム賞」、「最優秀新人賞」など主要4部門を制覇したのです。
これは冒頭で触れた通り、グラミーの長い歴史の中でクリストファー・クロスただ一人だけが成し遂げた偉業です。

ベストアルバムもあります。が、オススメしません

クリストファー・クロスはベスト盤をリリースしているので、名曲をピックアップしたこちらもオススメです。
しかし、クリストファー・クロスのアルバムは時期によってサウンドや雰囲気が違っていて、アルバム単位で聴く方がより楽しむことが出来るはずです。
なので、個人的には「南から来た男」から聴くことをオススメします!

さいごに

クリストファー・クロスの名曲・有名曲を聴いてみるとメロディとアレンジ、そして歌声の美しさに驚かされます。
アダルトで色気の漂うイメージのあるAORにおいて異色の存在とも言えるかもしれませんが、今聴いても全く色あせないエヴァーグリーンな魅力にあふれるクリストファー・クロスの楽曲をぜひチェックしてみてくださいね!

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試しに「クリストファー・クロス」と検索すると、このようにたくさんの楽曲やアルバムが出てきます。

「セイリング」、「風立ちぬ」、「もう二度と」etc…今回取り上げた曲も含め、ジャンルやアーティストごとにたくさんの楽曲を聞くことが出来るのが特徴です。アプリを通して保存も出来るので飛行機や出先でもお手軽に楽曲を持ち歩けるのでとても便利ですよ。

クリストファー・クロスの他にも、ボビー・コールドウェルやスティーリー・ダン、ボズ・スキャッグスなどの名盤・楽曲も聞き放題なのでとてもおすすめです!

 

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