7.4万フォロワーがいる超有名投資家かぶ1000さん(http://twitter.com/kabu1000)のツイキャス内容をお伝えしていきます。
株初心者でも、株に興味がなくても凄くお金の勉強になるので、是非読んで下さい(^^)
前回はこちら↓
今回のテーマは、2019.5.12に配信された「中学2年生から専業投資家?!かぶ1000の波乱万丈な投資家人生!」になります。
Contents
かぶ1000さんのプロフィール
かぶ1000さんは、中学2年生(1988年)から株式投資を始め、一度もアルバイトも就職もせず、2016年12月に累計利益3億円突破。投資スタイルはネットネット株、資産バリュー株への投資がメイン。年20%の運用利回りを目指しています。
http://plaza.rakuten.co.jp/kabu1000/
かぶ1000さんツイキャスメモ!「中学2年生から専業投資家?!かぶ1000の波乱万丈な投資家人生!」
ツイキャスを始めた理由
DMに質問が余りにも沢山来るので、ツイキャスならリアルタイムで皆さんの質問に答えることができると思ったためです。
他の人と比較しないで
Twitter上では凄く儲けていたり、パフォーマンスも凄くいい方がいて落ち込んでしまう方がいるが、それはあくまで他人との比較。
学校ではテストの順位などがでるが、株には順位などないんです。
みんなそれぞれ目的、年齢、家族構成、持っているお金も全部違うので、一緒くたにすることはないです。お金を持っているからといって偉いわけでもないと思うし、お金がないからといってダメなわけではない。
僕の場合は元手40万円で就職もバイトもせずにやってきたということもあるので、その経験を活かしながら、皆さんの相談にのっていけたらなと思っています。
自分の人生が少しでも充実したり、投資とうまくつきあって楽しみながら出来るのはどうしたらいいかをお伝えできたらなと思います。
資産が少ない人が増やす方法
バリュー株投資は資産が少ない人がやると時間がかかりすぎるんじゃないのか、少ない人は成長株や集中投資とか勝負をかけて増やす方がいいんじゃないかとか意見もあるが、僕なりの個人的な意見をお伝えします。
かぶ1000さんヒストリー
前の年の1987年にブラックマンデーの大暴落があった1988年に、元手40万円で中学2年生から株を始めました。
お年玉は郵便局に
家は貧乏だったが、両親とも自営業だったのでそのお客さんやおじいちゃんからもらったお年玉を5歳の時から郵便局に貯めていました。
当時は金利が凄く良くて、「10年預けると倍になる」みたいなそんな一番いい時で8%とかで。
14歳の中学2年生時定期預金が満期になったので、「もう一度定期預金に預けなおそうかな」と思ったら利率が1.68になっていた。
当時としては3分の1位の金利になっていたので、それでは嫌だなと。
株との出会い
何か他に運用方法がないかと思った時に、母親が喫茶店を運営して新聞が置いてあったので、中学生の頃からよく日経新聞を読んでいたんです。
すると株式の投資信託の利回りが軒並み30%の利回りだった。
「これはすごい」と。
そこで株式の投資信託を買おうと思い、証券会社の口座をつくるためにはどうしたらいいか、おじいちゃんに聞いたら
「投資信託は証券会社が手数料を儲けるためにやっているから、そんな株に興味があるなら株自身自分で選んで買ってみろ」
と言われた。
「確かにそうだな」としっくりきて、自分の親が商売をやっていたので、手数料とかどうやって利益を出すかは親の姿を見ていてわかってたので。
手数料がのった商品を買うよりも自分で探して銘柄を選んだ方がいいという事でそれはそれで面白いなと思って、そこから本格的に株式投資に興味を持ったのがきっかけ。
最初に買った株とは
今は100株単位だが、昔は株は1000株単位の取引だった。
単元が高かったので、40万円しかお金がなかったので買える銘柄も絞られました。
悩んだのですが、中学2年生の知識しかないので知っている会社も限られますし。色々見ていったら、たまたま海運株が安かったんです。今は潰れてないのですがジャパンラインとか色々あって。
日本は島国だから輸出とか輸入も含めて絶対船はいるだろうと、株価も150円とかだったので、安いし、日本の貿易に必要だろうと一つ選んだ。
もう一つは、地元が東海地方だったので、トヨタとか大きい会社があります。当然トヨタ自動車の株は高くて買えなかったので、その周りの部品会社っていうのは株価が安かったので、その中から1社選んで。その二社に最初投資しました。
中学で証券会社通いに
その後、株価が安い銘柄ほど上がるという低位株物色というのがあって。PBR、PER関係なくて株価が安いから上がるという相場がそこから2,3年続いたんです。
その流れにのって、中3で300万円、高1で1000万円、高2で1500万円になりました。
まさにバブルなんですが、それで「株ってこんなに簡単に儲かるんだ」って。
それでもう中学2年を境に成績はガタッと落ちました。勉強せずに株のことばっかりですからね。
中学帰ったらジャージのまま証券会社みたいな感じ(笑)
たまたま僕の行っていた証券会社がショッピングモールみたいな中にあって。
ショッピングモールは平日1日だけ休みがあったんだけど、証券会社はやっていたので従業員通路から入れてもらって、学校を休んで1日中ひたすら証券会社にいました。
昔のトレード状況
今でこそインターネットでリアルタイムで株価で見れますが、昔はリアルタイムなんて絶対見れなかった。
クイックの端末かKDDIの端末かファミコントレード、この3つしかなかったんですよ。
このファミコントレードはめちゃめちゃ高いうえに、全然読み込みが遅くてどうしょうもならないので論外で、KDDIの端末は月20万円かかると聞いてこれは無理だなと。
クイックの端末は安かったんですけど、1回エンターキーを押すたびに10円かかると言われて、しかもリアルタイムで動かないんですよ。押すと更新、押すと更新、みたいな感じでこれは家に入れたいけど無理だなと。
証券会社に通おうと、しかも休みの時は入り浸ろうみたいな。そういう感じでやらせていただいて、それでかなり知識を学んで勉強できたんです。
そこで証券会社についても色々な面がみえました。
専門学校へ進学し、簿記などを学ぶ
高校卒業する頃証券会社からスカウトもあったが、証券会社に入ると社員専用の売買のルールがあったので、自分のタイミングで株の売買が出来ないのが嫌だなと、結局断りました。
その証券会社の所長さんにアドバイス頂いて、「もし君が本当に株でやっていきたいなら会計のことは勉強した方がいいよ」と言われました。
専門学校に進んでからは、簿記の資格をとったり、小売り関係とか外食関係はBtoCなので一番分かりやすいですよね。実際お店に見にいくことができるので。
今は月次がでたりするから凄くわかるけど、当時は月次なんて全くなかったし、その会社の決算短信とか見れなかったんですよ。
皆さん、今は凄く幸せだなと思うんですよ。
昔はそういうのが一切なかったので、証券センターっていうのがあって、そこまでいかなくちゃ見れなくて、コピーも1部20円、30円かかるんです。
だから会社の決算内容を見るだけでも大変みたいな。そんな時代だったんです。
今はネットですぐにリアルタイムで見れるし、月次も会社で丁寧に出してくれるし、情報が物凄くあるからいいんです。当時はそんなのなかったので。
自分が一番分かるというと、自分の目で見てわかる業種というのは小売り外食になると思うんです。
あと僕販売士の資格も取ったんですが、販売士の資格を取ることによって、どういう陳列をするっかっていうのを学ぶ訳なので、陳列状態のいい会社は業績が伸びるんじゃないかと思ったんですよね。
そういう感じで勉強して、資格は沢山取ったんです。
その後、専門学校の先生に中小企業診断士の資格もとればと言われて、僕はコンサルタントになるつもりは全くなかったので、資格をとるのに1年位かかることもあり勉強だけしました。
専門学校の上級コースへ
その専門学校はたまたま就職率が100%のところだったので、就職するのが当然と先生が思っていたらしいんです。
でも「僕は就職せずに専業投資家としてやっていこうと思うんですよ」と言ったら、「それは勘弁してほしい」と。
本当は専門学校は2年なのですが、「実はもう1年上級コースを学べる学校を作りたいと思っているので、とりあえずそこに進学してもらえないか」と言われて。
「どういうことを学べるんですか」と聞いたら、「直接企業の社長を呼んで講演があったり、一緒に企画つくったりとか、そういうのをやるよ」といったので。
「それは面白そうだからやってみようかな」と。
もう1年、会社のマネジメントやマーケティングとかを学んだりして、そこでマネジメント1級というその専門学校が独自にだした一人しかとれていない資格を取ったので、就職を免除してもらいました。
大暴落の中、専業投資家をスタート
ちょうど専門学校を出る頃に湾岸戦争があって株価が急落。
1次ピーク時に1500万円まであった資産が大暴落で200万円まで減ったんです。
「こんな減るんだ」と、これは本格的に勉強しなくちゃあかんと思って株の勉強を始めていきました。
それからの相場の低迷期間がかなり長くて、92年から95年が結構きつくて本当に株価が動かなくて下がりっぱなしでした。
それじゃ食べていけないし、親からも「いつになったら働くんだ」とかめちゃくちゃ言われて「でも僕は株で食っていくんだ」「そんなのできるわけないだろ」とか喧嘩したりとか色々ありました。
パチンコで稼ぐ
たまたま専門学校の時の友人が「パチンコで儲かるよ」って言う人がいて。
「普通に考えてパチンコって店が儲かるから、自分は儲かる訳ないじゃん」って言ったら、「いやいや、パチンコって台ごとに期待値が違うから」と友人が。
「期待値ってどういうこと」って、ここで初めて期待値を習ったんです。
「台ごとに設定とか釘調整が違うから、勝てない台の方が多いけど、勝てる台もあるんだよ」と教えてもらって、それで習い始めました。
そうしたら本当にその通りで。
僕の場合、就職したくなかったわけじゃないのですけど、何故就職したくなかったというと、会社って朝9時から働くので、株と重なって株が見れないです。拘束時間が嫌でした。
株はタイミングが大事なので。
今見たくフリーランスで働けたら良かったけど、当時はそんなのなくて。就職するかアルバイトで、アルバイトなんて時給安いから、パチスロがその頃最も時給効率がよくて。時給2700円位だったんですよ。
当時の僕の環境で、2700円で時給が貰えて、パチンコで稼いだお金って税金払わなくていいので尚且つ税金を払わなくていいのが一番いいと思って。
そこで期待値の勉強をしました。
2年位パチプロをやって、年収1000万円くらいまでいきました。
ただやっぱり2年やって思ったのは、店の営業で人生決まっちゃうってこと。店が出さないって言ったら絶対勝てないし、逆に勝てる台があっても体がひとつしかないのでひとつしかできないし。
1回人を雇ってやったことがあるんですが、結局その人も「期待値が高いからやって下さい」と僕が言っても、「いや何回回しても出なかったから他の台に移った」とか勝手な行動をされちゃって。これじゃあだめだなと思って、自分一人でやりました。
あとは当時のパチンコ店って本当に不良とかたかりやとか変なお姉ちゃんとかがいっぱいいて。こういう所にずっといると、自分の人生をお金で売っているんじゃないかと思い始めて。
1000万円以上は稼げないし、ジグマプロといって、自分の行きつけの店を何店舗かもってその店を通い続けていって、定期的に儲けていくというやり方なんですが、そういうのだと、広がりもないから先が見えちゃったというのもあって。パチスロはやめました。
フリーマーケットで稼ぐ
その後、ちょうど景気も凄く冷え込んで節約思考になって、フリーマーケットがブームになってきた。
そこでフリーマーケットにいくようになって、今みたいにヤフオクとかがないから値段がめちゃくちゃなんです。
一番笑ったのが、金のネックレス5円で売ってたり。そういうようなとんちんかんな値段つけて売っている人とか沢山いて。
ゲームソフト全部10円とか。それを買いまくって、中古のゲームソフト屋さんに売りに行ったりとか、そういうことをやっていたんですよね。
今度はフリマが主力になっていったけど、もちろん株もやっていたけど、儲かったり損したりの繰り返しでした。
アジア通貨危機
当然今みたいに情報もない、株価も低迷、業績もやっぱり悪かったんですよね。
転機となったので、1998年のアジア通貨危機だったんです。
そこで、ほんとに株価が大暴落して、50円以下の銘柄が300社とか400社とかになったんです。10円とか8円とか。
これはチャンスがきたとしっかり勉強しようと思って、株の勉強を本格的に始めました。
その時にNHKで『マネー革命』という番組が4回シリーズであったんですが、第一話が ヴィクター・ニーダー ホッファーという投機家が1日50億損したという話から始まっていって、金融工学の歴史とかノーベル経済学賞を取った人がファンドをやっているとかそういう話が4話に分かれて放送されたんですけど、それを見て、
「俺、絶対この人達に勝てないな」と思ったんです。
それはそうですよね。ノーベル経済学賞を取った人と株でバトルしようとして勝てる訳がないじゃないですか。
そういう金融工学とか金融の理論で勝負しても絶対に株は勝てないし、ちょうど僕が株を始めた頃、個人株の売買株率って8割あったんですよ。
今は外国人投資家のウェイトの方が半分位になってきて、外国人投資家がメインになってきて。
当時全然なかったROEとかPER、PBRとか配当利回りとか新たなものが徐々に出始めたので、また別の切り口で勉強してみようかなと。
ITバブル
ちょうど翌年からITバブルが99年に始まったんです。
その頃から、今までやってきた経験を元に
- 身近な日本に必要な企業の株を買う
- 外食とか小売りとか自分が直接見ることができるBtoCの会社を買う
- パチンコで習った期待値を元に統計的にみて、負けない株
を買うというのが頭の中にあったんで。
ちょうど98年の頃って株価も割安だったので、バリュー株とはいかないけど、PBR、PERが低いような株で尚且つ財務内容ないいような小型株をうっすら選んだんですよね。
99年になって松井証券とか徐々にネット証券も出始めた切り替えの時期になってて、まだ僕は窓口証券を使っていたのですが、
オールドエコノミー的な株を買ってたんですけど、「いやいや今の時代はそんな株は買っちゃだめだよ」とか「ソフトバンクとか光通信とかヤフーとかインターネットとかが今は流行りだから、そういう古い株ばっかり見ててもだめだよ」とか言われて。
「そうなのかなぁ」と思いつつ、でも僕はそれが正しいと思っていたので、淡々とそれを続けてたんです。
ITバブル崩壊、『賢明なる投資家』との出会い
そうしたら、2000年になってITバブルが崩壊して株価が暴落したじゃないですか、幸い僕は99年、00年と2年連続プラスだったんですよ。
そこで確信を持ったんです。
結局上がったって下がっちゃったら一緒だし、僕自身も一回1500万円まで増えて200万円まで減った経緯があるじゃないですか。
そういう浮き沈みの大きい株を狙うんじゃなくて、やっぱり確実に少しずつでもいいから、積みあがっていく銘柄がいいなと思いました。
ちょうどその頃『賢明なる投資家』という本が出版されて、それを読んだ時にまさに僕が考えてることが同じことが書いてあったんです。
「キターーーーーー」って!
これは僕は間違えてなかったんだと思って。
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それから図書館通い詰めて、図書館になかったらこの本を入れてくれってお願いして。証券分析とかの本を頼んで入れてもらって読みました。値段が高いし、今みたくアマゾンとかで買えなかったので。それで図書館に通って勉強して。
エクセルで運用成績・節約生活も
ちょうどその頃ようやくネット証券もだいぶ出初めて。
2001年になってこれまでの株の運用成績がだいたい609万円位累積利益になっていました。
元本を全部差し引いて、609万円を元手に2002年の1月からネット証券に移行してそこからエクセルで毎日データを付け始めたのがスタートです。
そこからのパフォーマンスは全部残っているんですけど、そこからはバリュー株投資1本でやってきている感じです。
当然600万円なので、なかなか大きく増えると言っても知れているので、節約生活も身につけました。
金券ショップとかに行って金券を安く買って、東京に持って行って高く売るったりとか。ちょうどその頃ヤフオクが出始めたので、フリマで買ったものをヤフオクで売ったり。そういうせどりとかの収入も年間500万円位あったんですけど、そういうのと併用で株をやっていました。その頃は28歳。
アメリカ同時多発テロ・BSE騒動
その時大事だったのが、2001年アメリカの同時多発テロがあったんですよ。
株価が暴落したんですけど、全力買いしたんです。
アメリカの株が急落したんですけど、あの時BSE騒動もあって、牛角とかのレインズインターナショナルという会社の株がその時2チャンネルの速報で凄かったんですよ。
「BSE出たー」みたいな速報がでて、レインズの株が急落するみたいなことがあったり。
2001年の指数がマイナス40位の中、プラス80位で凄くアウトパフォームだったんです。
資金が少ないうちは分散しない方がいい
資金が少ないうちはあんまり分散しない方がいいと思います。
自分自身の経験から言うと、1000万円位までだと3銘柄以上持たない方がいいと思います。それ以上分散しちゃうと成果も小さいし、最初のうちは慣れないのもあって調査や管理ももなかなかできないので。
それがうまくいって、2005年位には5000万円位までいったんですね。ちょうどライブドアも凄く上がっている頃で。
ちょうど2005年の11月頃、5000万円位でした。
最初は3000万円が目標だった
最初は正直3000万円位あればいいかなと思っていたんです。
根拠は色々な本も読んでいたし、自分なりの投資法もやっとマスターできたなと思い始めた頃で。年2割位だったら稼げそうかなと思い始めたんですよね。
だから3000万円で20%だから600万円あれば、そこから20%キャピタルひいても480万円なので、ふつうのサラリーマンの年収くらいなので。
それだけあれば生活できるなというのがあって、3000万円あれば充分かなというのがありました。
徹底的な節約生活
それまで本当に節約生活だったんです。
1カ月1万円生活という番組がありましたが、それどころじゃなくて、1カ月マイナス生活ですよ。
人から物をもらって過ごすみたいな。高校とか専門学校の時は僕の家を友達のたまり場にするのを目的にして。友達をバイトに行かせて、「廃棄を全部持って来て」とコンビニや回転寿司屋へ。
とりあえず食べ物に困らないように、タダでご飯を食べられるようにとか。クーポン券とかそういういらないものも全部もらってきたりとか。
学校の先生に「いらないパソコンがあったら僕に下さい」って言って、すぐその日のうちにコメ兵とかに売りに行くとか色々やってました。
だからマイナス生活がプラスになるという意味なんです。
そういう事をやって小銭稼ぎをしていましたが、株の資産が3000万円を超えた辺りから、せどりとかは効率が落ちゃうんですよね。
1000万円くらいまでのときは、せどりとか節約とかは絶対やった方がいいと思う。
ペイペイとかラインペイとか使ってない人はダメです。今だと20%の期待値があるなんてありえないですから。(当時の事)
株の世界で20%稼ぐって大変なので、当時今それが20%戻ってくるなんてありえないですよ。
クーポン使って20%引きはあるんですけど、ペイペイは使える店だったら5000までだったら20%今だと戻ってくるじゃないですか。(当時の事)
前のペイペイでも期待値を全部計算して10万円当てましたからね。
今でも期待値も含めて取れるところはしっかりとると。
せどりはどうしても効率が落ちちゃうので今はやってないのですけど、優待クロスはしっかりやると。
JALとかANAとかの優待は売る時期によって値段が全然違うので、売る時期を見極めて売るとか、そういうのを学んでいってほしいですね。
投資家のオフ会へ
2005年頃5000万円位資金も増えて、自分のなかでは目標を達成したなと思っていたんです。
ちょうどその頃ブログを見て、投資家のオフ会みたいな集まりがあるというのがあったので、正直怖かったんですけどいってみようかなと。
今までほんとに引きこもりだったので、外に行けば電車代とかお金がかかるじゃないですか。東海地方は車の街なんですけど、車は税金の塊なので、車は乗らなかったです。
税金が高いものは一切もたないです。
車とかお酒とかタバコとか。税率が高いものって麻薬的なものがあるので。
節約も含めて、固定費のかかるものはとにかくやめようと。
その時投資家のオフ会みたいな集まりにいったんですけど、たまたまその時たーちゃんさんのオフ会に行ったんです。
目標金額が1億に
その時の周りのみんなの目標が高かったんです。
1億目指すとか10億目指すとか。
今でこそ1億、10億とかってTwitterでも流れてくるんですけど、2005年当時で1億って今でも凄いかもしれないんですけど、当時として1億って凄いイメージが高くて。みんなそんな高いの目指してるんだって思って。
3000万円って言うのが恥ずかしくなっちゃて僕も目標金額を1億って言っちゃったんですよね。
言ったからにはやっぱり有言実行だと思いまして。
ライブドアショック、リーマンショック
それで「1億目指して頑張ろう」と思った矢先、ライブドアショックがあり、リーマンショックがあって、資産もがーっと減って。
リーマンショックの時は3000万円くらいになったんです。
その頃うちの相方(奥様の事)に会いまして。
当然そのお金がないじゃないですか。僕買いまくりでナンピン1本でお金が尽きるんですよ。
お金が尽きたのが2008年の10月に入った時位です。
ヤフオクで家の中のものを売りまくる
お金がなくて株が買えないなと思って、そうしたら、うちの相方が「家に売れるものがあったら、ヤフオクで売りまくろうよ」と言ってくれて。
そこで1カ月で600万円くらい換金してくれたんです。
そのどん底で突っ込めた600万円くらいが本当に大きかったんです。
その頃は本当に節約生活で、食べ物も100円寿司を一皿だけ食べて帰るとか極貧生活を送っていたんです。
株が下がるっていうことは本当にチャンスなので。
本当にそういう時にやっぱり分かってくれる人って大事かなと思うんです。
人間良い時って誰でも寄ってくると思うんですけど、悪くなった時に助けてくれる人って多分なかなかいないと思うんですよね。
ヤフオクだって大変ですよ。1日に100、200個出品して発送とかも文句も言わずに相方が全部やってくれたんです。
東日本大震災で全力買い
2009年2010年と大きく資産が増えて、1億円超えたのが震災の時です。
震災の時に株価が急落したので、僕は全力買いをしたんです。
あの当時福島の原発が問題があるとテレビで出た時株価が急落したんです。原発が爆発したみたいなニュースが出た時更に、先物とかが大きく下がった時があったんですけど。
逆に僕は「これ以上最悪になることはないだろう」と、そこで思いっきり買ったんですよ。
でもレバは使わないです。
その時まず東北電力を買ったんです、まず。そうしたら翌日20%位上がってそこで利益とれて。その次に東京電力が寄って、東京電力をあの時は信用で買ったんですけど。6万株買ったかな。
1時間でレバレッジはほぼ解消して、リバウンドを取って。尚且つずっと持って6割増し位で売ったんですけど、そこで初めて1億超えたんです。
2001年アメリカの同時多発テロがあって、そこでも全力買いしたし、東北の震災の時も全力買いしたんです。
そういう大きく株が下がった時って本当にチャンスなので、そこで同じことが出来て大きく利益がでたっいうのが思い出深いです。
そこからはもうアベノミクスが2012年後半くらいから始まって、株価がずっと上がって。お陰様で累積利益が3億8000万円くらいですかね。
ブログを続けている理由
僕としては2億円も超えて充分なんですけど、本当は1億円超えた時にブログを辞めようと思ったんです。
なぜかと言うと今でも特定の人から「(かぶ1000さんが)ブログに銘柄を書くと株価が動くから、ポジショントークして株価を吊り上げようとしてるんじゃないか」とか書く人がいて。
そういう事をするつもりで僕は書いているわけではなくて、ずっと銘柄の売買は公開していて。
最近たまたまそれに反応することが多くて苦慮していたんですけど、今イナゴイナゴ投資家っていい方があるんですけど、別に僕は僕が買った銘柄を買って欲しくて書いているんじゃないんです。
結局株って結果論だと思うんです。いくら理論が素晴らしくても結果利益が出るかどうかが大事であってそれを証明したくて。
僕は実は2チャンネルで2001年に1回議論をしたことがあるんです。
株式投資でどうやったら成功するかとかいうことや運用成績を2チャンネルに書いたんです。そしたら「こんな全体の相場がマイナスの時にそんなに儲かっている訳ない」「うそだろ」と書かれて。
3日くらいでスレが1000までいって、でも結局だれにも信じてもらえなっかったんです。
どうやったら信じてもらえるだろうと思って、日々の持っている株とか収支をずっと公開してけば、逃れられないし、言い訳ができないかなって。
Twitterとかでみんな儲かったことは言うかもしれなくて、儲からなかったことはあんまり言わないかなという気がするのです。
僕は儲かったのも損したのも全部載せて公開していて、その中でちゃんと成果というか運用利回りを出していけば、みんな信じてもらえるんじゃないかなと思って始めたんですよね。優待口座だけは載せてないですけど。
だから、決してポジショントークとか株の銘柄を買えとかそういうのをやるんじゃなくて。
株の投資の本っていっぱい世の中にあふれているじゃないですか。でもなかなみんな分からない人って多いじゃないですか。
でも結局勉強したところで、じゃあいい大学に入って、そこから1流の企業に入ってお金持ちになれるとは限らないし。でも逆に学歴がなかったとしても、ちゃんと実績と理論をしっかり学んでいけば僕みたいな普通の人でもちゃんと株でリターンをあげることが出来るんですよということを実際に証明したくて始めたのがきっかけなんです。
株価を煽ったりというつもりは全くなくて、そこは誤解がないようにお願いしたいです。
あとはブログに書くことによって自分のポートフォリオを第三者目線で見ることができるので冷静に判断が出来るんです。
自分が持つと愛着が湧いたりとか、自分に有利な解釈をしがちなんですよね。でもそれって大きな落とし穴になるんです。
株で大きく負けないようには
僕も色々株の相談を受けるんですけど、大きく損しちゃったという話を聞いて、「銘柄はどういう風になってるの?」と聞くと、「買った値段から銘柄が10分の1になってる」って。
「なんでそこまでになるまで持ってるの?」と聞くと「なかなか損切りができない」って言うんです。
「じゃあその前に買った値段から銘柄が10分の1になってるならなんで買い増さないの?」って言うと、「これ以上損するのが嫌だから怖くて買えない」と言われるんです。
確かに分からなくもないですけど、それだと結局マイナスの方ばっかり大きくなっちゃって、プラスに持っていくような動きにはならなくて。
だからこそ僕は大きく負けないことを大事にしているのは、大きく負けてしまうと、メンタル的にもこたえてしまうし。
例えばご夫婦で奥さん、旦那さんどちらかしか株をやってない、中には奥さんに内緒で株をているかもしれないですけど、あんまり損をすると奥さんに怒られるんじゃないかとかあるじゃないですか、隠したりとか。そうなっちゃったりすると、株をやったせいで夫婦関係が悪くなっちゃたりとかあるんです。
株をやったから関係が悪くなちゃったっていうのも凄く寂しいなって。そういう風になって欲しくないなって。僕そういう例をいっぱい見てきてるんで。
そういう例をなくすためにはどうしたらいいいかというと、実際に株1000っていう人がどういうことをやってるんだということを晒して、儲かったことだけでなく、損は損したってちゃんと公開していくことが一番の僕の続けるべきことなのかなと思ってブログをやっています。
質問コーナー
ブログ毎月会費をとってもいいくらいだと思いますが?
前にDMAオンラインというところから、お誘いが来まして、サロンをやらないかと言われて考えたんです。
色々意見があると思うんですけど、僕は自分の情報をとってお金を儲けるというのが好きじゃないんですよね。
だって自分で株式投資で儲けたいのであって、セミナーで儲けたいつもりで株式投資をやっているわけではないので。
しかもお金をとってしまうと、責任も生じちゃうし、自分の売買にも影響が出ちゃう可能性もあるから。そういうことはやらない方がいいかなって決めました。
運の要素とか気にされますか?
運の要素は、考えてないです。ただ、常に最悪のことを想定して取引しています。
良いことは全く想定していません。
大学生から投資を始めたいのですが、どう思いますか?
全然いいと思います。むしろ小学校中学校のときからやった方が僕はいいと思います。
今は株主優待とかもあるから、そういうのでお金を払って節約する方法とか。
例えばペイペイを使うことによって人より安く買える。あとは「同じ商品でも店によって値段は違うのはなんでなの?」とかそういう事を質問することによって少しずつ学べると思うんです。
株価も同じで。なんで高い時、安い時があるかというと、じきゅうだとか人の思惑とか業績の内容とかそれで変わるわけじゃないですか。
ものは全部一緒なんですよ。結構リンクしていることが多いんですよね。
当たり前ですよね。株っていうのは、株だけの空間ではなくて、実際の経済の数字をもとにして株価は決まっているので、実生活と株価は結びついているので、そこを学んでいくのは大事だと思います。
新聞や雑誌は定期購読していますか?
雑誌は定期購読はしていません。今はネットで全然見れますからね。
かぶ1000さんの1000って何の数字ですか?
株の専業の”せん”と年収1000万円目指したいことの2つからとっています。
これからもバリュー投資は国内株でいけますか?
いけるどころか今バリュー株だらけだと思っているので、買ってます。
今亀庵さん(https://twitter.com/vo2qw5uvt8izdrl)も仰っていたんですけど、僕イールドスプレットというのを結構大事にしてて、今の金利ありますよね。日本の国債って10年債でマイナス利回りなんですよ。
株の益まわりは今8%位あるので、期待値が非常に高い状態なので、そんな状態で株を買わないのがおかしいんですよ。
株以外の投資はやっていますか?
FXとかは期待値がプラスじゃないのでやらないです。仮想通貨もまだちょっと分からないです。
→この後「たーちゃん・かぶ1000の皆様の株式投資に対する疑問・質問に答えます!」に続きます。