千五百七十六年 十月上旬
秋が深まり冬の到来を感じさせる頃、各地から収穫された米が税として集まってきていた。
尾張は言うに及ばず、美濃や近江なども軒並み豊作となったことから
尾張の平野部に於いては需要が高まり続けている尾張米の作付けを増やしたためか、前年に倍するほどの収量が記録されることとなった。
特に盛り上がりを見せているのが知多半島の住民だ。大量の水を要する田植え時期には用水路が開通していなかったため、収穫量自体は例年並みに留まっているにも関わらず、豊作だった他地域よりも住民たちは活気づいていた。
なにせ天気任せの雨水頼りだった生活が一変したのだ。降水量の少ない年には水を巡って血が流れることすらあったというのに、澄んだ水が
来年こそは豊作に沸き立つ穀倉地帯同様の恩恵にあずかれるという期待が彼らを陽気にさせている。
そんな明るい雰囲気が満ちる中で、静子は頭を悩ませていた。原因は先月に行われた信長との茶室での会談である。
「うーん。先だっての上様のお言葉は、そろそろ大きないくさを始めるから準備しろという意味だよね」
はっきりと言葉にされた訳ではないが、言葉の端々から信長が雌伏の時を終えて雄飛の時を迎えようとしていることが感じ取れた。
静子は近く信長が主要な家臣を集めて開戦を宣言するのではないかと予測していた。そして実際に予測通り彼女の許に召集令状が届いたのは数日後のことだった。
既に準備を終えていた静子は自分の抱えている業務を彩へと引き継ぐと、翌日には配下を率いて安土へと向かった。
道行は順調であり、途中に立ち寄った美濃で信忠が合流したため大所帯となった以外は問題なく安土へと到着した。
安土城下にある別邸へと入った静子は到着を信長に知らせる遣いを出すと、手持無沙汰となったため持て余した時間を有効活用すべく動き出した。
「私以外の家臣たちが到着するまで時間があるから、その間にアルコールストーブと
静子は随伴させている技術者を庭に集めて宣言した。
現在静子領では大量の木酢液が死蔵されている。木酢液は炭焼きをする際に出る排煙を冷却して液化することで副産物として発生し、今までは主に殺菌や虫除け、土壌改良等に使用されていた。
しかし日々生産される供給量に対して需要は少なく、かといって排煙を大気中に放出すれば環境を汚染してしまう。また木酢液として使用する為には長期間の静置が必要となるため、必要となったらすぐに作れるという性質のものではない。
こうした経緯から過剰とも思える量の木酢液が作られ続けてきた。増え続ける貯蔵用の陶製
そこで静子が思いついたのが木酢液を更に加工してメタノールを生成することだった。メタノールは木精(英語ではwood spirit)と呼ばれ木材から生じるアルコール成分である。
飲料用のエタノールとは違い、人体にとって有害だが燃料としては問題なく使用でき、嵩張らない液体燃料の需要はいくらでもある。
そしてその消費先の一つとして挙がったのがアルコールストーブ、判りやすく言うなら携帯用コンロであった。
携帯用とは言え材料は鉄に
しかし大量の薪を持ち運び、煮炊きの度に一から
勿論メタノールは揮発性及び引火性の強い劇物であるため、運搬に際しては注意を払う必要があるが、ガラス瓶に詰めた上で木枠に仕切られた箱におが屑と一緒に詰めれば衝撃で割れる可能性も軽減できる。
「燃料支給の際に支給係が大量に吸引しないよう注意しないといけないけれど、そこさえ気を付ければ非常に便利な燃料なんだよ」
エタノールが危険物である以上、一兵士に多く預けるわけにはいかない。使用する都度に取扱の研修を受けた支給係によって支給され、余った分は回収するという使い方となる。
ここまで面倒な真似をしてまで携帯用コンロを導入する理由は、
いくさ場で口にする陣中食は保存性や携帯性を重視しているため、水分を抜いた上に塩蔵しているものが多く、お世辞にも美味しいものとは言えない。
煮炊きをする余裕があれば温かい食事を口にすることが出来るが、炊事の煙を見られることすら
静子軍では現代で言う処のアルファ米を用いた陣中食も存在する。これは普通に炊き上げたご飯を水洗いし、オーブンや石窯で水分を飛ばすか、もしくは天日干しでカラカラになるまで乾燥させたものである。
これは言わばレトルト食品のようなもので、水に漬ければ数十分程度で元の炊いた飯となるため、お湯が使えれば味噌玉などを溶いて戻せば温かい粥として食べることが可能だ。
しかし、お湯を沸かせない場合は水で戻すしかなく、その場合は冷たい粥を
他国の軍とは比べ物にならない程のバリエーションを誇る静子軍の陣中食ではあるが、それでも調理したての温かい食事には遠く及ばない。
静子の持論として『いくさは旨い物を腹いっぱい食べている方が勝つ』というものがあり、カロリーや栄養価だけに偏りがちな陣中食の改良に余念がない。
とは言え行軍中の炊事はもうもうと煙が立ち上るため、軍の存在を容易に察知されてしまう。そこで煙を出さずに調理できる道具が必要となった。
たかが煙と侮ることなかれ、炊事の煙によって敵軍の規模がどの程度であるかや、行軍予定までをも見抜かれることすらあるのだ。敵に与える情報は少なければ少ないに越したことはない。
ここでアルコールランプを思い浮かべて頂ければ判り易いのだが、燃料用アルコールは燃焼時にほとんど
メタノールの割合を増やす程に煤は少なくなるため、静子が開発している携帯用コンロは殆ど排煙を生じない炊事キットという事になる。
「なかなか面白いことをしておるな。しかし、湯気は変わらず立ち上っておるぞ?」
「外気温と水温に差があるから湯気が出るのは仕方ないよ。湯気は水蒸気が冷えて水滴になることで白く見えるの、拡散するにつれて水蒸気に戻るからすぐに見えなくなるよ。それに湯気が視認できるほどの距離まで近づかれたら、隠蔽なんて出来っこないんだし……って」
背後から投げかけられた疑問の声に反論しつつ、せっかく盛り上がっている処へ水を差すのは誰だと振り返った。
声の主が視界に入った途端に静子の声は尻すぼみに小さくなった。悪戯が成功した悪ガキのような表情で
「う、上様! いつこちらへ?」
「何、貴様が到着の遣いを寄越したゆえ、直接出向いたまでのこと」
「わしには構わずとも良い。其の方らは己の為すべきことを為せ」
想定外の信長臨席という事態に固まっていた技術者たちだが、他ならぬ信長自身からの指示を受けて作業を再開した。
静子は信長の行動に文句を言っても仕方ないと諦め、小姓たちに
信長は用意された床机にどっかりと腰を下ろすと、静子にも隣に座るよう促す。
「近頃は畑にも出ておらぬそうじゃな」
「はい。私が居らずとも皆が世話できるようになりましたので、他のことに取り掛かっております」
「ほう! 山の中に溜池を作って魚を飼い始めたのもその一環か?」
「ティラピアのことをご存知だったのですか? まだ上様に献上できる程の仕上がりではありませんが、後程お持ちいたします」
「ふむ。催促したつもりは無いのだが、用意すると言うのなら頂こう」
割と露骨に話題を振られた気がしたが、そこは言わぬが花というものだろう。静子は小姓たちに声を掛けると、ティラピア料理を作るよう厨房へと連絡させる。
信長が指摘したように近頃静子は養殖業に精を出していた。穀類や野菜は供給が安定し、養鶏及び養豚、養牛や狩猟による獣肉も市場に流通し、たんぱく質も取れるようになっている。
しかしコスト面からどうしても肉食は高価になりがちであり、もっと安価で安定したたんぱく質の供給を目指してティラピアの養殖に着手したのだ。
「しかし方々手を尽くして様々な魚を仕入れておるようじゃが、わしに出すのは一種のみか?」
「理由は色々ございますが、ティラピアは調理法に目処が立ちましたゆえ、上様に召し上がっていただけると判断しました。魚肉の安定供給を目指すのが目的ですから、一種だけに頼れば病気が流行した際に代替することが出来ませぬ。私が仕入れている種はいずれも生命力が強く、少々の悪環境など物ともせずに繁殖いたします。いずれ私の手を離れ、民たちの手で育てるというのに繊細な世話が必須では話になりません」
「なるほど、貴様は米と同様に民たちの手で己の食生活を改善させようと企んでおるのじゃな」
「ただ本来この地に住まう生物ではない為、在来種と縄張り争いをしたり、生態系を塗り替えたりする恐れがあります。現在は隔絶した環境で養殖することで回避していますが、いずれ民の手に委ねるまでに何らかの対処が必要でしょう」
養殖し易いという事は食肉供給の面からは好ましい。反面一度世に放ってしまえば取り返しがつかない事をも意味する。
実際にティラピアは世界各地で生態系を破壊する侵略的外来種としても認識されている。現代日本に於いてもティラピア類が定着したが為に、生態系が崩れて他の種が住めなくなった環境が確認されている。
そこで静子は溜池を中心とした閉じた環境を構築し、そこで養殖を行うようにしていた。溜池周辺にウサギ小屋や鶏小屋も併設し、彼らの糞や食べ残しによって溜池のプランクトンが育つ仕組みだ。
問題は溜池の性質上、長く水が滞留するため水質が悪くなることにある。ティラピアはそれでも問題なく育つのだが、こうして養殖したティラピアは身に悪臭を宿す。
その為、定期的に河川から新たな水を引き入れ、また濁った水は沈殿槽を経て上澄みのみを排出することで水質を保つようにしている。
本来予定していたのは在来種である鯉の養殖だったのだが、これは予想外の要因で失敗した。
食用目的で養殖を推奨したのだが、山岳部の民たちは育てた鯉を売却し、その収入で他の食料を買うという道を選択した。
ティラピアは日ノ本では食用とされていない為、現在の処需要が全くないが、鯉は古くから食用とされてきたためそれなりの価格で取引されるのだ。
鯉の売買を禁止することは簡単だが、曲がりなりにも改善した食生活を戻すのでは本末転倒になってしまう。
そこで次の手としてティラピアの養殖に着手したのだ。こちらは欲しがる人がいないため値段がつかず、食用にする以外に利用法がない。
「貴様が選んだ魚ならば味の方も期待できよう。それに他にも魚を集めておるところを見るに、貴人が食すに相応しいものも考えておろう?」
「ご賢察、恐れ入ります」
「『転ばぬ先の杖』か、貴様は常に用意周到に準備をするのが売りじゃからな。そちらも見せてみよ」
「確かに入手はしておりますが、まだ数を増やす段階ですからお出しすることが叶いませぬ。採卵した折に改めてご連絡差し上げますので、ご容赦下さいませ」
信長の指摘通り、静子はティラピアの他に南国系のサバヒーや、東北沿岸に生息しているチョウザメを捕獲して養殖をしようと試みていた。
いずれも尾張とは生息域が異なるため、この地で養殖できるかどうかは地道に試すよりほかはない。
チョウザメと言えばその卵の塩漬けであるキャビアが有名だが、実は魚肉の方も高級食材に分類される程の味を持っている。
中国ではカラチョウザメを鰉(皇帝の魚)と呼び、皇帝の食卓に載せられる食材として珍重された。ヨーロッパでもロイヤルフィッシュと呼ばれ、戴冠式や王侯の主催する宴に於いてチョウザメ料理が供される程であった。
一方キャビアを重要視していたのはロシアのみであり、ほんの一世紀も遡るだけでアメリカやフランスに於いては釣り餌に使われることが多かった。
このように見向きもされていなかったキャビアを高級食材だと世に知らしめたのは、1917年の二月革命に於いてロシアからフランスへ集団移住したロシア貴族たちだ。
彼らはフランスにキャビアの製法を持ち込み、フランスの貴族たちの間で人気を博すと、極上の食材として世界中で珍重されるようになる。
チョウザメと言えばベルーガ種が有名だが、種は異なれど日本にも固有種のチョウザメが存在していた。しかし、現在に於いては環境省のレッドリストに『絶滅種』として指定されている。
日本の歴史上に初めてチョウザメが登場するのは、1717年に松前藩が『菊とじ鮫』として幕府に献上した記録となる。
それ以降、明治時代末期ごろまでチョウザメは夏の魚として市場を賑わしていた。しかし相次ぐ河川改修やキャビア人気による乱獲によって見る見る数を減らし、昭和の時代に入ると日本のチョウザメは絶滅してしまっていた。
静子も現代に於いて日本のチョウザメを見た事は無かったが、人の手が入っていない戦国時代ならば手に入るのではと考えた。
しかし、発案者の静子にしてもチョウザメに関する詳しい知識など持ち得ておらず、現在は試行錯誤を繰り返している段階だ。
現状判っているのは水を清潔に保つ必要がある事、水温は15度から20度ぐらいで最も活発になること、餌は小さくしなければ食べないこと、どうやら視力が弱いらしく匂いの弱い餌には食いつかないことなどだ。
ティラピアに比べれば飼育が難しい上に、手間暇をかけて環境を整えてやらなければすぐに弱ってしまう。
とてもではないが庶民の口に入る値段で市場に出回ることはないが、これは高級品路線として育てていける事業だと考えて奮戦している。
「ふむ。ではその幸運が訪れる日を楽しみに待つとしよう」
静子の苦労を知ってか知らずか、信長は楽しそうに笑っていた。
信長の召集より一週間ほどが経つと、主要な家臣団は安土へ集結していた。
織田家からは
今や筆頭家臣との呼び名も高い柴田勝家に始まり池田
静子の位置からは見えないが、他にも多くの武将が集まっているため大広間が狭く感じるほどだった。
(胃が痛い)
そんな大広間の中でも一段高い位置に静子は座していた。隣に並ぶ者はなく、更に一段高い位置には信長が座しているという状況だ。
つまりは信長と横並びの位置に座り、他の家臣達を
(私がどの派閥にも属していないからとは言え、これは中々の重圧……。あの時上様がわざわざ足を運んだのはこの為だったのか……)
静子の別邸に信長が直接
通常ならば信長が軍議を進行するのだが、ここにきて静子を
そんな折に配下を集結して大号令を下すとなれば、軍議の席次すら争いの種となりかねない。そこで信長は一計を案じ、それ以上のインパクトを以て皆の度肝を抜いてみせた。
静子は織田家相談役という仰々しい役目を担っているが、これは今まで有名無実の名誉職と見做されていた。そこで信長は文字通り織田家の長に対する相談を担う役職であり、信長の意見を公の場で皆に伝えるという権威付けを行うことにした。
「皆の者、遠路をおしてよくぞ参った」
信長が発した一言で場に張り詰めた空気が漂う。彼の一言一句を聞き逃すまいと、皆が信長の言葉に集中していた。
全員の意識が己に向いている事を把握した信長は、静かに、しかし力強く言葉を発した。
「ついに時は満ちた」
その言葉が意味する処を皆は漠然と察していた。遂に始まるのだと興奮を隠せずにいる家臣を前に信長は立ち上がった。
「日ノ本には未だ我らと天下を二分する者がいると人々は噂しておるようだ」
信長はふてぶてしい笑みを浮かべると、それは間違いだと言わんばかりに首を振って見せる。
全く嘆かわしい、世の道理を弁えておらぬ愚物はこれだから困ると言わんばかりの所作に、皆が引き込まれていた。
「今川に本願寺、天下無敵と称された武田すらも我らは破ってきた。その度に『織田の天下もこれまでよ』と言われながら、都度それを覆して見せた!」
そう言うと信長は息を呑む家臣達をぐるりと見回した。
「奴らの敗因は唯一つ。等しく天下を担う器足り得なかったのだ。準備を怠り、天意が訪れる機を待てなかった。
緩急をつけ、抑揚の効いた信長の言葉は家臣達に大攻勢が始まる事を深く印象付けた。
そして日ノ本東西の雄と称される古豪とて相手にならぬと断じることで、皆の戦意を駆り立てる。
「皆には、わしの前に立ち塞がらんとする敵の一掃を命じる。これより織田家相談役が陣容を伝える、各々心して聞くが良い」
「はっ!」
信長から進行を引き継いだ静子は、巻物を手にして立ち上がった。壇上から見下ろす静子には殺気立った家臣達の視線が集中する。
今から静子が口にする布陣如何によって、己の命運が大きく左右されるであろうことを既に皆は理解していた。
柴田達重臣は勿論、末席に至るまでの武人たちが発する熱気を前に、今までの静子であったならば腰が引けていたことだろう。
しかしヴィットマンとバルティと言う身近な家族の死が、彼女にこの地で生き抜く覚悟を決めさせた。
「今より皆様にお伝えする内容は上様もご承知であり、私の言葉は上様の言葉に等しいことをご了承ください」
今や静子を侮る者は少数派だが、それでも根強く女性蔑視の風潮は存在する。
己の生死すら左右する陣立てを、女の口から告げられる事に反感を抱くものに対して念を押した形だ。
そう言って静子が居並ぶ家臣を見回すと、口惜しそうに
『喉元過ぎれば熱さを忘れる』の諺通り、どれほどの功績を挙げようとも過ぎたことは忘れ去られ、自分でも出来ると
そしてその傾向は血気逸る年若いものに多くみられる。
「それでは今から名を呼ばれた方は、私の前へとお集まりください」
そう言って静子が巻物の封を切って広げると、皆が固唾をのんで静子の言葉を待った。
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