「ケフィア」経営破綻後も幹部に高額給与

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オーナー制度で出資を募り、多額の資金を不正に集めたとして「ケフィア事業振興会」の元代表らが逮捕された事件で、経営破綻後も、幹部に高額の給与が支払われていたことがわかった。

鏑木秀弥容疑者ら9人は、2017年から翌年にかけ、高配当をうたって加工食品のオーナーを募るなどし、19人から1億8000万円あまりを不正に集めた疑いで逮捕された。

ケフィア事業振興会はおよそ4万4000人から2100億円以上を集めたとされ、3年前に破綻したが、その後の捜査関係者への取材で破綻後も幹部に月数十万から数百万円の給与が支払われていたことがわかった。

支払いは最近まで続いており、警視庁は自転車操業に陥っていると知りながら資金を集めていたとみて調べている。