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こんにちは、ショーンです。
日本は長い間ずっと人口が減り続けて、今では超高齢社会と言われて久しいです。
そんな中、「外国人労働者の受け入れよう」という声もよく聞くようになりました。
人口減少で労働力が足りないから景気が悪いんだ。外国人労働者を招いて働いてもらおう。
こんな論調ですね。
しかし、「本当に労働力は足りないのか、外国人労働者はくるのか。」というところは疑問です。
今回の記事では「人手不足は嘘なので今後の対策を考える」というテーマで書いていきます。
では詳しく見ていきましょう。
結論→「必要ない」ところに人がいるから
まず最初に結論ですが、
人手不足が嘘であることの根拠は、「人が必要ないところに人を使っている」ということです。
誤解のないように言っておきますと、高度なAIやロボットを使えばほぼすべての労働はそれらが代替することができます。
ただ、今それをするには膨大な費用がかかってしまうので金銭面から見て現実的ではありません。
ここでいう「人が必要ない」とは、安くて簡単に導入できるロボットでも代替できるようなもののことです。
具体的にはこんな感じ。僕が日頃気になってるものです。
・駐車場整備
・アパレルの販売員
・レジ打ち
その他にも経理や税理士とかもすでにある技術で代替できそう。(やってるとこは多い)
もちろん、全部の仕事をロボットにやらせて人間は遊んで暮らそうと言いたいわけでは無いですが、
「人手不足だ!労働力不足だ!」と叫ぶのは尚早というか、
ムダなところに割かれている人的資源を有効活用した方がいいんじゃないかとっていう話です。
問題は「賃金が安すぎて誰も来ない」こと
そして問題はこれです。
外国人労働者を受け入れようという人の主張は
「日本は先進国だから労働力が足りなくても外国人労働者を雇えばいい、日本で働きたい外国人はたくさんいる。」という前提での話だと思うのですが、
実際はその真逆で「賃金低すぎ、誰も来ない」状態です。
日本で暮らしてると、最低賃金は最近上がったし、そんなに低いようには感じないかもしれません。
ちなみに日本の最低賃金は東京で985円、全国平均で874円です。(厚労省より)
しかし、事実としてこの、日本の最低賃金は先進国で最低水準です。(OECD Real minimum wages より)
日本はもはや安く労働力を買うことのできるアウトソーシング先になってます。
数年前の中国に誰も出稼ぎに行かなかったように、今の日本にわざわざ出稼ぎに来てくれる人なんていないでしょう。
言い方は悪いですが、いたとしてもまともな教育を受けていないような方がメインになってくるでしょう。
対策は「余ってる人を有効活用」すること
なので、上で挙げたようなロボットでできるような簡単な仕事に従事している人を早く解放して、
本当に必要なところで活躍できるようにした方がいいでしょう。
幸い日本には義務教育が整備されていて、最低限の教育レベルは担保されているのでよっぽど合理的だと思うのですが。
今後、AI・ロボットに”奪われる”人
上で挙げたようなものに始まり、
数年単位でみると省力化・省人化は爆発的に広がっていくでしょう。
一般的に自動化が進むと言われているものから例をあげるとこんな感じ。
・商社
・銀行
・製造業全般
これらは業務の大部分がAI・ロボットで代替可能といわれています。
少し前までは就職先の花形と言われていた業界でも、爆発的な勢いでAI・ロボットによる自動化が進んでいくでしょう。
今後はIT企業も別に安泰じゃない
そんな背景を受けて、東大・早慶といった高学歴の就活生が今ものすごい勢いでIT企業に流れ込んでいます。
AIに奪われにくい就職先として見られ始めているIT企業ですが、ここで注意しなければいけないことがあります。
それはIT企業なら”奪われる側”じゃないかといえばそうとも言い切れないということです。
プログラムを書くだけなら自動化まではいかなくても、直感的で簡単に書けるようなサービスも既にあります。
業界としてみれば代替されにくい業界であることに間違いはないでしょうが、すべてが安全というわけでもなさそうです。
対策→「スキル×マネジメント力」
これからIT企業には学力の保証された高学歴人材が集まってくるトレンドにあるので、スキル面だけで戦うにはかなりのレッドオーシャンになるでしょう。
そこで必要になりそうなのが経営者視点やマネジメント力です。
SaaS(Software as a Service)とか言われてますが、
・もっとこうした方がよさそう
・こんなコンセプトの方がいいんじゃないか
・ターゲットはもっとこっちの方が、、、
みたいな視点が必要になりそうです。
こういった経営者視点やマネジメント力はプログラミング学習だけではなかなか身につかないので、本や動画で吸収していくしかないでしょうね。
直接的にマネジメント力には関わらないかもしれませんが、おすすめは堀江貴文さんです。
動画も面白いですし、本も非常に読みやすいです。
人手不足の今後について
今回は「人手不足が嘘である根拠は、ムダなところに人的資本が割かれていること」というテーマで書いてみました。
技術的には既に代替可能ですし、あてにしている外国人労働者も期待できないとなれば、
自然と自動化は浸透していくでしょうけどね。
以前、ホリエモン氏が動画でこんなことを言っていました。
未来を予測することはできないし、しても意味がない。
でも鮮度の高い情報を仕入れることは相対的に未来を見てるのと同じことだ。
例えば僕が手に入れた情報をほかの人が1年後に知ったとしたら、
僕はその人より1年先を見てることになる。
僕もこれには全く同意です。
情報弱者・情報強者という言葉もありますが、これから両者の格差はますます広がるでしょう。
そういう意味で、動画や本から信頼できる情報を仕入れることの意味は非常に大きいといえます。
行動すれば基本的にすべての情報にアクセスできる現代は、本当にいい時代だと改めて感じました。
最後にホリエモン氏の本から一部を紹介して今回はおしまいにします。
「日本は世界第3位の経済大国だ」と高度成長の幻想に浸り、
相変わらずアジア諸国を一段も二段も下に見ているのだろうが、
実のところ日本は出稼ぎ先として選ばれなくなりつつある。
中国やシンガポールなど、移民にとって魅力のある国はほかにいくらでもあるからだ。
いまや、日本は海外から「先進国」とか「給料が高い」なんて思われていない。
労働者からは「時給は安すぎるが、短期的な出稼ぎと割り切って働いてやろう」くらいに思われている。
近年、インバウンド(外国人観光客)が増えているのは、他国の方が豊かになってきたことを表しているにほかならないのだ。
堀江貴文 『疑う力』より