最近周りでは痛風に悩む人が増えてきました。単純に年のせいではなく、原因が何かあるはず!
そこで、痛風予備軍にならないためには、どんな食べ物に気を付ければいいのか?痛風は体内の
尿酸が増えて起こる疾患と言われています。。体の中に増えた尿酸は通常尿として排泄され
、一定量に保たれているのですが、体質、年齢、性別、生活習慣、ストレスなど様々な要因で
増え過ぎた尿酸が結晶化してしまうと、関節や腎臓で炎症を起こすのです。この痛みが「痛風発作」
といわれる症状で、 男性の方が体内の尿酸量が多く、女性ホルモンには尿酸を排泄する働きがある
ため患者数は男性が多くなっていますが、近年では食の欧米化や生活習慣の乱れにより、女性の
痛風患者も増えてきているようです。遺伝性もあり、血縁者に痛風の人がいる方も注意が必要です。
痛風が恐ろしいのは高い確率で尿路結石や腎障害、高血圧、肥満、高脂血症などにつながって
しまうこと!!最悪の場合は、腎不全や心筋梗塞、脳血管障害など生命に関わる重篤な症状を引き
起こすこともあるといいます。気をつけましょう!!
痛風の原因は?尿酸はなぜ増える?
(1)体内で作られるプリン体プリン体は細胞内にある核酸という物質が主成分。細胞の老化とともに老廃物として蓄積されます。
また、プリン体は運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質なので、短距離走や激しい筋肉
トレーニングなど短時間に大きな力を必要とする運動では大量のエネルギーが使われるため、プリン体が
エネルギーの燃えかすとして増えてしまいます。
(2)肥満
肥満は体内でのプリン体の合成を促進し、尿酸の排泄機能を低下させてしまいます。肥満の原因になる
砂糖を多く含む清涼飲料水の飲み過ぎや動物性食品の取り過ぎも、尿酸の増加につながっています。
尿酸は体内で作られるものが全体の8割を占めています。食品のプリン体を気にするよりも、まずは尿酸
を必要以上に産生しないために適正体重にすることが重要。
(3)腎臓の機能低下
腎臓の機能が低下していると尿酸を正常に処理できなくなって、体内の尿酸が増えてしまいます。
これらの臓器の機能は年齢とともに低下していきますし、高血圧や糖尿病、肥満も腎臓に負担をかけるの
で気を付けたいですね。水分補給をしっかりして、排尿を促してあげることも大切です。
レバーや白子、あん肝、魚の干物はプリン体が多いので食べ過ぎないようにしましょう。
プリン体は水に溶けるので、肉や魚から取ったスープ(鶏がらスープなど)にも注意が必要です。
ラーメンのスープは塩分、脂質はもちろん、プリン体も多く含まれていますので、やはり残すのが賢い選択ですね。
魚卵はプリン体が多いイメージがありますが、イクラや筋子、数の子はプリン体が少なめ
。内臓系がどうしても食べたいときは比較的プリン体が少ない砂肝がおすすめです。
ナッツやチーズ、卵、豆腐、枝豆などをおつまみに選ぶとよりGoodですね!
(6)ストレス過多
ストレスもまた腎臓の負担になり、尿酸を増やす要因の1つです。飲酒量や食事を改善しても
尿酸値が下がらないときは、ストレスを疑いましょう。責任感が強く、弱音を吐かないタイプの方は
要注意です。適度な運動や趣味など自分なりのストレス発散方法を見つけたり、一息ついてリラックス
したりする時間も大切にしましょう。
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