女性(82)からキャッシュカードだまし取る 全国銀行協会や百貨店の職員装い〈仙台〉
全国銀行協会や百貨店の職員を装い、仙台市青葉区に住む82歳の女性からキャッシュカード2枚をだまし取った疑いで、警察は中国籍の21歳の男を逮捕・送検しました。
詐欺の疑いで逮捕・送検されたのは、神奈川県川崎市に住む中国籍のアルバイト・謝壹風(シャ・イフウ)容疑者(21)です。
警察によりますと、全国銀行協会や百貨店の職員などを装った謝(シャ)容疑者は、1月23日、青葉区の82歳の女性の自宅を訪問し「あなたのクレジットカードが不正に利用されておりキャッシュカードを預ける必要がある」などと嘘を言い、キャッシュカード2枚をだまし取った疑いが持たれています。
記者リポート
「謝容疑者は相手に疑われないように、このように銀行協会と書かれた職員証や預かり書を提示していたということです」
だまし取られたキャッシュカードは、女性の自宅近くにあるコンビニエンスストアのATMで使われ、現金およそ50万円が引き出されていたということです。
謝容疑者は、1月30日にも青葉区に住む別の高齢女性から、同様の手口で預金通帳2冊をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで逮捕されています。
調べに対し謝容疑者は、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
仙台市内では1月15日ごろから同様の手口による被害が相次いでおり、被害額は1200万円以上に上るというこということです。
警察は、謝容疑者が犯行を繰り返していたとみて余罪について詳しく調べています。