スイス製薬大手の日本法人ノバルティスファーマは20日、既存治療ではなかなか治らない重症花粉症について啓発するイベントを東京都内で開いた。薬物療法をはじめ、アレルゲン免疫療法や手術などの「適切な治療を受けることが重要」と訴えた。
イベントには日本医科大学付属病院の後藤穣准教授が登壇。女優の川口春奈さんと対談し、「くしゃみが1日11回以上ある」「鼻汁が1日11回以上出る」「鼻づまりで口呼吸しがち」といった症状がある人は重症花粉症の可能性が高いなどと解説した。
ノバルティスファーマは重症花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎の治療薬「ゾレア」(一般名オマリズマブ)を持つ。狙った標的にピンポイントで作用する「抗体医薬」の技術を初めて花粉症治療に応用した。