Windows7(vista以降)のマスターボリュームはDACのデジタルボリューム(デジタルアッテネーター)
と連動して音量を調節している様。
デジタルボリュームはbitを削って音量を調節する、(音量を6dB下げると1bit程下がる)
30dB、40dBも音量下げたら音質落ちまくりでは?と、
Win標準の音量表記だと何dB音量が下がったか分からない、
AK4396 24bit DACのデジタルボリュームを使用しているSB-DM-PHDのLine-out Lin-in使い、
RMAAのAdjusting levelsの項目でどのくらい音量が下がるか見れるのでこれを元に表を作ってみる。
(-1.0dBから測定しているので最後に+1.0足す)
相対表
音量位置 | 音量(dB) | ビット落ち | AK4396 | PHD出力 |
---|---|---|---|---|
100 | -0.0dB | -0bit | 120.0dB | 114.0dB |
90 | -1.5dB | -1bit- | 118.5dB | 112.5dB |
80 | -3.0dB | -1bit- | 117.0dB | 111.0dB |
70 | -5.0dB | -1bit- | 115.0dB | 109.0dB |
60 | -7.5dB | -1bit+ | 112.5dB | 106.5dB |
50 | -10.0dB | -2bit- | 110.0dB | 104.0dB |
40 | -13.5dB | -2bt+ | 106.5dB | 100.5dB |
30 | -17.5dB | -3bit- | 102.5dB | 96.5dB |
20 | -23.5dB | -4bit- | 96.5dB | 90.5dB |
10 | -33.0dB | -6bit- | 87.0dB | 81.0dB |
5 | -41.5dB | -7bit- | 78.5dB | 72.5dB |
1 | -55.8dB | -9bit+ | 64.2dB | 58.2dB |
0 | - | - | - | - |
ボリュームを下げるにつれて変化の比率が大きくなっていく模様。
大抵のソフトの音量調節もこんな感じっぽい。
音量位置を50まで下げると音量が結構違うので、大分数値は下がってるだろうと思ったが、
極端には下がっていない。
人は10dBも音量が違うと2倍の大きさに感じると言われているので、
30dB 40dB以上だとかなりの音量差になる。
CDのダイナミックレンジが 約96dB、S/N比とダイナミックレンジは殆ど同義語の関係なので、
音量30程度でも十分な音質が得られる。
機器がデジタルボリュームの場合、DACが24bit以上、機器のS/N比も十分あるなら、
音量を下げすぎなければ音質に問題は無さそうである。
デジタルボリュームはメリットも多々あったりする、特定の位置で音質が劣化しない、
左右の音量誤差が少ないなど。(ギャングエラー)
半年ほど前からPCオーディオに取り組み始めた初心者です、いつも参考にさせていただいています。
PC(WIN7)→SB-DM-PHD→鎌ベイアンプ→10cm1発自作SPというハード環境、HPは主にk701、k240mk2、SHURE-SRH840あたりをSB-DM-PHDに挿して使用、ソフトはfoober2000+wasapiと非常に似た構成で音楽を聴いています。
PC(win7)のマスタボリュームは最大にしとけ、と聞いてはいたのですがこの表で明確に理解できました。私は今まで75%くらいで固定していましたが、これからは常に最大にしておき再生ソフトのボリュームで音量調整をするようにしてみます。(間違っているかな?)
これからも情報アップ楽しみにしています、宜しくお願いします。