IMGP0556

Windows7(vista以降)のマスターボリュームはDACのデジタルボリューム(デジタルアッテネーター)
と連動して音量を調節している様。
デジタルボリュームはbitを削って音量を調節する、(音量を6dB下げると1bit程下がる)
30dB、40dBも音量下げたら音質落ちまくりでは?と、
Win標準の音量表記だと何dB音量が下がったか分からない、
AK4396 24bit DACのデジタルボリュームを使用しているSB-DM-PHDのLine-out Lin-in使い、
RMAAのAdjusting levelsの項目でどのくらい音量が下がるか見れるのでこれを元に表を作ってみる。
vol
(-1.0dBから測定しているので最後に+1.0足す)

                              相対表
音量位置 音量(dB)ビット落ち
AK4396  
PHD出力
100 -0.0dB   -0bit
120.0dB
114.0dB
90 -1.5dB   -1bit-
118.5dB
112.5dB
80 -3.0dB   -1bit-
117.0dB
111.0dB
70 -5.0dB   -1bit-
115.0dB
109.0dB
60 -7.5dB   -1bit+
112.5dB
106.5dB
50 -10.0dB   -2bit-
110.0dB
104.0dB
40 -13.5dB   -2bt+
106.5dB
100.5dB
30 -17.5dB -3bit-
102.5dB
  96.5dB
20 -23.5dB -4bit-
  96.5dB
  90.5dB
10 -33.0dB -6bit-
  87.0dB
  81.0dB
5
-41.5dB
   -7bit-
  78.5dB
  72.5dB
1
-55.8dB
   -9bit+
  64.2dB
  58.2dB
0         -
       -
       -
      -

ボリュームを下げるにつれて変化の比率が大きくなっていく模様。
大抵のソフトの音量調節もこんな感じっぽい。
音量位置を50まで下げると音量が結構違うので、大分数値は下がってるだろうと思ったが、
極端には下がっていない。
人は10dBも音量が違うと2倍の大きさに感じると言われているので、
30dB 40dB以上だとかなりの音量差になる。
CDのダイナミックレンジが 約96dB、S/N比とダイナミックレンジは殆ど同義語の関係なので、
音量30程度でも十分な音質が得られる。
機器がデジタルボリュームの場合、DACが24bit以上、機器のS/N比も十分あるなら、
音量を下げすぎなければ音質に問題は無さそうである。

デジタルボリュームはメリットも多々あったりする、特定の位置で音質が劣化しない、
左右の音量誤差が少ないなど。(ギャングエラー)