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【大リーグ】

大谷「カメラなど使うのはアンフェア」 サイン盗みに初めて触れる

2020年2月21日 紙面から

2018年9月2日のアストロズ戦に先発、2回にゴンザレスの打球に手を出すエンゼルスの大谷=ヒューストンで(社英夫撮影)

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 米大リーグは19日、各地でキャンプが行われ、エンゼルスの大谷翔平選手(25)がアストロズによるサイン盗みについて「カメラなどを使うのはアンフェア」などと初めて言及した。キャッチボールではキャンプ最多の105球、途中で捕手役を座らせた。カブスのダルビッシュ有投手(33)は味方の主力打者に22球、安打性の当たりを許さなかった。レイズの筒香嘉智外野手(28)はフロリダ州ポートシャーロットで同僚の主力投手相手に打席に立った。

 大リーグの処分発表から約1カ月。今も米球界を揺るがしている、アストロズによる電子機器を使ったサイン盗みについて、大谷が初めて持論を展開した。

 「それはいいことでないとは思いますけどね。同じ条件下で(相手投手の)癖を盗むとか、配球を読むとかは努力の成果なので素晴らしいことですけど、カメラとかを使うのはアンフェア」

 大谷はメジャー1年目の2018年にア軍戦で2度先発。結果は4月24日が6回途中4失点、9月2日は3回途中2失点だった。特に2度目は登板後の検査で右肘靱帯(じんたい)に損傷が見つかり、手術に至った。

 以降は登板がなく、ア軍戦に投げた複数の投手が怒りや不快感をあらわにしているが、「打たれたからといって、それ(サイン盗み)を考えたら自分の成長がないと思う。(サイン盗みが)使われたとしても抑えられる何かがある」と大谷。「お互いのチームがカメラ一個ずつ何にでも使っていいという(ルール)ならサインを盗むために使うとか、いろいろやりようはあると思う」とユニークな発想も口にした。

 22日からオープン戦がスタートする。大谷は「1打席でも多い方がいい。しっかり行ける準備をしたい」と打者として出場に意欲を見せた。 (テンピ小林信行)

 

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