1 ひいきする。めんどうを見る。目を掛ける。「課長が―・けている部下」
2 目にとめる。また、めざす。
「―・けたるかたきを討たずして」〈平家・四〉
3 はかりにかける。→御目(おめ)に掛ける
「刻み昆布して―・けて売出し」〈浮・永代蔵・六〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
② (「お目にかける」の形で)見せる。見ていただく。
③ 見る。目当てにする。 「 - ・けたる敵かたきを討たずして/平家 4」
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
① 目にとめる。また、めざす。
※月清集(1204頃)下「はるかなるみかみのたけをめにかけていくせねたりぬやすのかはなみ」
③ ひいきにする。特別に面倒を見る。
※大乗院寺社雑事記‐文明二年(1470)六月二〇日「取分懸レ目者如レ此間可レ被レ加二扶持一者、可レ為二喜悦一者也」
※俳諧・鷹筑波(1638)四「目にかけてみる紅葉葉やしゅてんひん〈盛成〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報