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新型コロナウイルス(COVID-19)
2020年02月20日 11時10分 JST

「エアロゾル感染」の可能性、中国当局が初めて認める。新型コロナウイルス

せきやくしゃみを通じた飛沫(ひまつ)感染や接触感染と比べ、より広範囲に感染する可能性があるという。

朝日新聞社
中国疾病対策センターが公開した新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真

新型肺炎「エーロゾル感染」の可能性 病原体空気漂う

 中国の国家衛生健康委員会は19日、新型肺炎の診療ガイドラインの改訂版を発表し、空気を漂う飛沫(ひまつ)核を通じて感染する「エーロゾル(エアロゾル)感染」の可能性を初めて認めた。せきやくしゃみを通じた飛沫(ひまつ)感染や接触感染と比べ、より広範囲に感染する可能性があるという。

 同委は19日に公表した新たなガイドラインで、「比較的密閉した環境下で長時間高濃度のエーロゾルにさらされた場合、感染の可能性がある」と指摘した。

 これまでの同委のガイドラインは、主な感染経路として飛沫感染と接触感染を挙げていた。

 同委によると、エーロゾル感染は飛沫に含まれる水分が失われ、病原体を含む飛沫核が空中を漂うことによって感染を引き起こす。

(朝日新聞デジタル 2020年02月20日 07時49分)

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