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【格闘技】『アマ8冠男』井上尚弥と同門になる!中垣龍汰朗がプロ転向 大橋ジムに所属「最短2年で世界王者」2020年2月19日 21時32分 2017年アジア・ユース選手権フライ級で金メダルボクシングの大橋ジムが19日、横浜市内で記者会見し、2017年アジア・ユース選手権フライ級金メダルの中垣龍汰朗(20)が同ジムでプロ転向すると発表した。宮崎・日章学園で高校5冠を達成し、国際大会でも15年のアジアジュニア選手権、16年のカザフスタン国際ユーストーナメントを制したトップアマ。3月11日にB級でプロテストを受験し、5月28日、東京・後楽園ホールでのデビューを目指す。主戦場はスーパーフライ級になる。 アマ時代ではあり得なかった茶髪に、スーツをビシッと着こなした中垣。プロスタイルに変貌した“アマ8冠”が力強くプロ入りを宣言した。 「去年、東京五輪の国内予選で負けた。4年後(パリ五輪)を目指す道もあったが、プロで勝負したい気持ちになった。最短2年で世界王者を目指したいと本気で思っています」 元世界3階級王者の長谷川穂積さん(39)にあこがれ、小4で空手からボクシングに転向。スーパーフライ級では169センチと比較的長身でリーチも長いうえ、スピードもあり、打たせずに打つボクシングを身上とする。 東京五輪代表を決める昨年の全日本選手権は九州ブロック予選で敗退。本人は「実力不足です」と言うが、関係者によれば、オーバーワークで本来の力を出せなかったそうで、大橋秀行会長(54)も「必ず世界チャンピオンになれる素質。プロのパワーもついていけば鬼に金棒」と、その素質にぞっこんだ。 大橋ジムを選んだ理由はWBA・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥(26)や、その弟でWBC同級暫定王者の拓真(24)ら実力者ぞろいのためで「身近で練習するだけで刺激をもらえる」から。会見を画像投稿サイト「インスタグラム」で自ら生中継とSNSもフル活用する20歳が“井上兄弟ロード”を歩む。 ▼中垣龍汰朗(なかがき・りゅうたろう)1999(平成11)年9月25日生まれ、福岡県小郡市出身の20歳。3歳から空手を始め、小4でボクシングに転向。中高一貫の宮崎・日章学園に進み、ボクシング部で高校5冠、国際大会でも3度の優勝を果たす。プロ転向のため、日章学園卒業後に進学した東農大は昨年限りで退学。アマ通算82勝(19RSC=TKO)15敗。左ボクサー。家族は父、母、姉、弟で、実家は青果店「Zac Vegetable」を営む。
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