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言葉の遊び「アナグラム」

   テレビのクイズ番組で、文章を同じ文字を使って並べ替える遊びがありますが、私が愛読する織田正吉さんが書いた「ことば遊びコレクション」(講談社)にこのことが詳しく書いてあります。本来、この遊びはヨーロッパで発生したもので「アナグラム」と呼ばれ、これに相当する訳語は日本にはないそうです。

   しかし、何だか日本語の方がこの遊びに適してる感じで、芭蕉の「古池や かわずとびこむ 水の音」をアナグラムした「文行かず 男わび住む 屋の戸蹴る」「水桶の 来ず詫びるやと 向い問ふ」「わずか見む ふやけ男のビイトルズ」が載ってましたので、一つだけ確認したら、ちゃんとアナグラムされてました。

   また、「蛍の光」を歌詞ごとにアナグラムしたのは、蛍の光窓の雪→北の間取りかほの冷ゆる、書(ふみ)読む月日かさねつつ→寝つつ寒き身二日酔、いつしか年もすぎの戸を→キスの音もしいと静か、あけてぞけさは別れゆく→揺れてかそけく酒は泡。なんとなく冬の温泉場の情景が眼に浮かびます。

   では、本家本元の英語のアナグラムを一つ。A Merry Christmas and a Happy New Year.(メリー・クリスマス、新年おめでとう)→May many a  red wreath carry happiness.(願わくは、数多くの赤い花輪が幸福をもたらさんことを)。英語が得意な方は確認して下さい。何だか英語の「アナグラム」は一段と難しそうです。

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