改組 新 第6回 日展東海展
2020年1月29日~2月16日
愛知県美術館ギャラリー
一面客室待機前に多数感染 国立感染研がクルーズ船分析クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスによる肺炎(COVID(コビッド)19)の集団感染で、国立感染症研究所は十九日、乗客の感染の多くは客室待機が始まる五日より前に起き、待機後も続いていたとの分析結果を発表した。感染は船内で行われたイベントなどを通じて広がったとみられる。一方、十日以降は乗員の発症が増加。一部の乗員が船の維持に必要な業務を続け、隔離が不十分だったとの見方を示した。 感染制御の助言のため船に入った日本環境感染学会の桜井滋(しげる)・岩手医大教授は「感染には二回の波があった」と指摘。「最初はパーティーなどの乗客同士の交流だったがその後、乗員のサービスの提供で広がったと推定される」と話した。 感染研の報告書によると、分析対象は十八日までにウイルス検査で陽性となった五百三十一人で、うち四百六十六人が乗客、六十五人が乗員だった。二百五十五人(48%)は症状がなかった。 発症日が分かった百八十四人のうち三十三人は、客室待機が始まる五日以前に発症。六~九日には乗客七十九人、乗員十人の計八十九人が発症した。潜伏期間を考えると五日の客室待機開始前に一定程度、感染が広がっていたのは明らか。その後発症者は減少傾向にあるため、客室待機は乗客の感染拡大防止に有効だったとした。 十日以降は乗員の発症が増加。十五日までに乗客三十二人が発症した。乗員は三十人だった。隔離が不十分で乗員に感染が広がったとみられる。乗客では患者と同室の人が発症するケースが多くなった。 ただ専門家の中には、症例数が限られている上、今は症状がないが今後発症する人もいると考えられるため「客室待機後に感染が減ったとは断定できない」との意見もある。 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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