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埼玉県坂戸市に位置する女子栄養大学。
女子栄養と言えば、管理栄養士というイメージが強い人が多いですよね。
確かに栄養学部実践栄養学科では、過去5年間を見ても管理栄養士国家試験で合格者数全国1位という快挙を成し遂げています。
合格率も決して高くない国家試験で、受験者232人が全員合格しているって驚異的な数字ですよね。
3年次後期から希望する分野ごとに講義と実習を体系的に組み合わせ、独自なカリキュラムを用意していることも女子栄養大ならではの強みかと思います。
就職に関しても、大学で学んだことを活かして約半数が管理栄養士や栄養士として働いています。
そんな女子栄養大ですが、栄養学部にはこの実践栄養学科の他に保健栄養学科(栄養科学専攻/保健養護専攻)と食文化栄養学科が存在します。
これらの学科内容について、今回は見ていきたいと思います。
この専攻のポイントは、全員が栄養士の資格を取得するということです。
また、栄養士に加えて「臨床検査学コース」「家庭科教職コース」「健康スポーツ栄養コース」「食品安全管理コース」からコースを選び、専門教育を通して栄養学+αの力を養います。
※家庭科教職コースと健康スポーツ栄養コースの併修可。
この臨床検査技師も立派な国家資格で、試験の合格率は全国平均約75%となっていますが、栄養科学専攻では合格率約90%とこちらも全国平均を大きく上回る数値となっています。
また、家庭科教職コースでは家庭科教諭免許状取得者数が毎年20名前後で推移しています。
この専攻では養護教諭一種免許状の他にも中高の保健科教諭一種免許状や高校の看護科教諭一種免許状の取得が可能です。
特に看護科の教諭免許を取得出来るのは珍しいですね。
養護教諭採用試験に向けての勉強会はもちろんのこと、大学独自の模擬試験で実力を評価しており、卒業生のバックアップなどサポート体制は万全と言えます。
この学科では食のスペシャリスト養成のため、将来を見据えて3年次から「食の文化探求コース」「食のサービスコース」「食の表現コース」「食の企画コース」「調理・製菓プロフェッショナルコース」のコース選択を行います。
調理・製菓プロフェッショナルコースは調理師やパティシエを目指す学生が3年次に1年間、併設の香川調理製菓専門学校で専門技術を学んでいきます。
以上、簡単ではありますが栄養学について学びながらここまで多岐にわたる資格を目指せる大学も全国的に見て少ないかと思います。
キャンパスは坂戸と埼玉県の中部にありますが、これらの資格取得を考える高校生にとっては魅力的な大学ではないでしょうか。
※女子栄養大学短期大学部と香川調理製菓専門学校は駒込キャンパスとなります。