米疾病対策センター(CDC)は18日、新型コロナウイルスの感染が拡大したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号から下船したすべての乗員乗客について、少なくとも14日間は米国への渡航を認めない、と発表した。CDCは声明で、日本政府の検疫について「公衆衛生上の効果はあったが、船内で感染を防ぐには不十分だった」と評価した。
CDCによると、症状がない人に新たな感染が見つかっていることを踏まえ、下船した人には全員、渡航規制を実施する。具体的には、米国行きの航空機への搭乗を認める前には、14日間にわたってウイルスの陽性反応が出ず、無症状の状態であることを求めている。(ワシントン=香取啓介)