新加入した和製大砲に、指揮官もうなった。レイズの筒香嘉智外野手(28)=前DeNA=は18日、米フロリダ州ポートシャーロットでキャンプイン。打撃練習で4本の柵越えをいきなり披露した。大リーグ公式サイトが報じた。
「パワー十分。ホントにホントに強い打球を打つな。壮健でありさえすれば、ホントに危険な打者だ」。ケビン・キャッシュ監督は「really(ホントに)」という言葉を3度も連呼し、飛距離に目を見張った。
フリー打撃は初スイングでいきなり空振り。筒香は「そこは質問してほしくなかった」と苦笑いし、最初は日本より短いバッテリー間の距離に戸惑った。だが、徐々に慣れてくると、本領を発揮。球団公式ツイッターは、右翼へアーチを放つスロー映像を添付し、「Oh boy(何てこった)」と投稿した。
同監督には、適応能力の高さが心強く映ったもようだ。「ヨシ(筒香)は心配ないな。最初は米国の投手との近い距離に見ての通りだったが、それも想定内。途中からの対応ぶりは、かなりすごかった。イライラせずに『まあ、いいか』と言ったかと思えば、きっちりタイミングを合わせて、そこからはショータイムだったな」。初日のつかみは申し分なかった。