家の近所で起こった乳児が遺棄された殺人事件。
他人事だと思っていましたが、どうやら私ってば容疑者候補みたい。
客観的にみると、状況証拠がそこそこ揃っていることに気がつきました。
すっぽかしまくりましたがついに刑事が2人我が家にやってきてDNA鑑定をすることに…。
この記事は続きモノです。
刑事が我が家にやってきた!
土曜の13時に約束していたのですが、警察からは朝10時頃から訪問の確認の電話があり、12時頃にも再度電話。
何がなんでも我が家に来るという決意を感じさせます。
10時の時点では13時でOKと言ってた私たちですが、台所の排水口ネットを探してお台場のダイソーを3軒めぐり、結局見つからずセリアまで行くという、めちゃくちゃな時間ロスがあり、訪問時間を14時に変更してもらいました。
刑事さん、ごめんよ。
約束の時間から遅れること1時間。
最初の手紙投函から2週間ちかく。
土曜日14時に刑事が2人我が家にやってきました。
アリバイを全く聞かれず…私は容疑者候補じゃないのかも!?
やってきた刑事はどちらも30代の男性でした。
ぽっちゃり大柄な男性と、ぽっちゃり小柄な男性。
とってもにこやかでフレンドリー。
なんというか愛らしい2人でした。
「事件があったことはご存知でしたか?」
「事件現場をご存知ですか?」
「何か事件に関係することでも関係しないことでも良いので、情報があれば教えてください」
というような内容の話をされました。
「事件のことは知っていた」
「事件現場も知っていた」
「事件に関する情報で知っていることはない」
と返事して、3分くらいで話は終わりました。
あら?私のアリバイとか聞かないのね?
容疑者候補だと思ってたのは勘違いなのかもしれないよ。
その後は、事件現場のそばにおいしいカレー屋さんがある話とか、ホテルニューオータニクラブの会員になれば、無料で専用ラウンジでコーヒーが飲める話とか、楽しい世間話を10分以上しました。
私たち夫婦は、事件に関する情報を何も持ってないので、乳児遺棄事件についての、情報をあれこれこっちから質問して聞き出したりもしました。
捜査が難航していることや、事件現場に監視カメラがなかったことなどを教えてもらったり、犯人像を探偵気取りで推理して「近所の人じゃないんじゃないか?」「貧乏な人なのではないか?」など自分たちの私見を調子に乗ってベラベラ喋ったりして。
もう話すことなんてないのに、刑事が全然帰らないのはなんでだろう?
私たち夫婦が、刑事さんから殺人事件についての情報を引き出すのに飽きた頃に、彼らはやんわりと切り出しました。
「DNA鑑定をお願いできますでしょうか?」
キターーーーーーー
キターーーーーーー
キターーーーーーー
やっぱ私、バリバリ容疑者候補や〜ん!
容疑者候補って不名誉?NO!DNA鑑定でテンションMAX!
もし殺人事件の容疑者候補としてDNA鑑定を求められたらどう感じますか?
普通の人は失礼だなとか、不名誉だなとか思うのではないでしょうか?
もし私がブログを運営していなかったら、乳児遺棄事件の容疑者候補であることに対して、ショックを受けていたと思います。
しかも私たち夫婦はアラフォー嫁とアラフィフ旦那の中年どころかすでに初老の夫婦ではありますが、子供を望んでいます。
「望まぬ妊娠をした人」ではなく、「めっちゃ妊娠したい人」なのです。
DNA鑑定は任意なので、もし良かったらお願いしたいのですが…
やんわりとにこやかに切り出す刑事2人。
私のテンションはMAXに。
やります!やりますぅ〜〜!
こんな経験めったとないから、ブログに書けるもんね。
ブロガー冥利につきるわ〜。
スマホを取り出して、DNA鑑定のキットを撮影しても良いか確認をしたところ、残念ながら写真はNG。
DNA鑑定きっとの写真撮影はご遠慮ください。
情報の拡散もなるべくしないでいただきたいです。
そうか〜。
写真は禁止なのね〜。
でも、私がこのブログを運営していることは知られていないハズだから書いちゃおっと!
刑事ドラマの定番セリフ「嘘つけ〜〜」をリアル体験
刑事さん2人はにこやかに言うんです。
(DNA鑑定は)形式的なものなので…
(DNA鑑定は)みなさんにご協力をお願いしていることなので…
いやいや、全然疑ってないし~みんなにお願いしてるし~なスタンスなんだけど…
DNA鑑定めっちゃ細かい!
DNA鑑定を事件現場から徒歩10分以上の場所の妊娠可能年齢の全女性にしてたら、時間も予算もどえらいことなるわ!!
と突っ込まずにはいられません。
警察のDNA鑑定の詳細レポート器具や検査方法など
ここで私が体験したDNA鑑定について書いていきます。
DNA鑑定には、A4サイズくらいのビニール袋に入ったDNA鑑定セットのようなものを使用しました。
綿棒みたいなものを使うのかと思っていましたが、専用に開発された器具がありました。
ネットで画像検索しましたが見つからず。
【DNA鑑定キットに入っていたもの】
・マスク(刑事がする)
・ゴム手袋(刑事がする)
・封筒
┗中に検査キット
【DNA鑑定の順序】
1.まずDNA鑑定に同意した旨を書類にサイン&捺印する
2.さっきまでマスクせずににこやかに喋っていた刑事さんの1人が、突然マスクをつけて、病院の手術で使うような青いぴたぴたのゴム手袋を装着
3.DNA鑑定キットが入った封筒を渡されて、封が空いていないことを確認
4.口をゆすぐ
5.DNA鑑定キットの中に入っていたスティック状の器具をわたされ、スポンジが先についている部分を口の中に入れて、頬の内側をこすりつける。
6.頬の内側を左右10回ずつぐらいゴシゴシする。
7.スティック状の器具を刑事さんに渡す
8.刑事さんが器具を2つに折りたたんで、反対側のはしっこにあった紙(名刺の半分くらいのサイズ)に唾液を染み込ませる
9.唾液が染み込んだ用紙に、この唾液が自分のものであるというサインをする。
10.科捜研に送るための封筒に用紙を入れる
11.封をしてサイン&印鑑で割り印を押す
▼DNA鑑定をする器具のイラスト▼
とにかく超厳重でした。
誰かのDNAが混入しないようにとか、誰かと差し替えられたりしないようにとか、冤罪につながるようなことが起こらないように万全の体制でやるんだなぁと関心しました。
意外だったのは、鑑定したDNAはそのまま破棄するとのこと。
DNA鑑定したデータは警察に永遠に残されて、DNAデータバンクみたいなもんに登録されるのかと思ってました。
※本当のところはどうなのかわかんないけど。
私のDNAは科捜研に送られた
DNA鑑定って科捜研でするんですか?
とたずねたところ、やはり科捜研でやるらしいです。
脳裏に沢口靖子がほわわ〜んと浮かぶよね。
▼沢口靖子の歌声も浮かぶよね▼
DNA鑑定にはおよそ1ヶ月程度かかるとのことでした。
DNAが赤ちゃんと合致しなかった場合は、「このまま連絡しないor鑑定結果を連絡する」を選べます。
私は連絡してもらうようにお願いしました。
その後もしばし世間話をして、ニコニコしながら刑事さんは帰っていきました。
世間話からのさりげないDNA鑑定…
これが、警察のやり方なんだな〜としみじみしたよね。
DNA鑑定に1ヶ月かかるってウソ?ホント?
余談ですが、知人に聞いた話を少しだけ。
数軒隣に住んでいる叔母さんの家が火事で全焼して亡くなった際に、DNA鑑定をすることになったそうです。
警察は最初に「DNA鑑定は1ヶ月ぐらいかかります」と言ってたのに1週間ほどで鑑定結果が出たとか。
どうしてこんなに早かったのか聞いたところ、DNA鑑定自体はあっという間に終わるものだと教えてもらったそうです。
つまりはDNA鑑定で1ヶ月待てと言っている間に、アリバイや動機などを捜査し、事件性がないことを確認したということでした。
DNA鑑定後、万が一DNAが合致した場合に
捜査する期間を含めて1ヶ月と言っているという都市伝説でした。
まとめ: DNA鑑定体験談
ということで、現時点で私はDNA鑑定が終了しただけで、まだ鑑定結果は出ていません。
警察から遺棄された赤ちゃんとDNAは合致しませんでしたという連絡を待っています。
連絡あり次第記事を追記しますね。
書いたぞぉ〜〜!
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この記事は続きモノです。