東京マラソンの主催団体が17日に一般参加者の出場を取りやめ、エリート選手のみで実施すると発表したことを受け、男子マラソンの川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=が同日に自身のツイッターを更新。大会の規模縮小による余波が強まることを懸念した。
「プロスポーツ選手だけでなく、観光業・飲食業などのサービス業の多くは、自分自身の創意工夫と努力だけではどうにもならない要因で、ある日突然目標や収入源がなくなることを痛感します」とつづり、「今後、他のイベントも中止・縮小が相次ぐと思いますが、それらを契機に少しでも早く収まって欲しいと思います」と続けた。
大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて規模を縮小。定員は約3万8000人だったが、出場者は200人程度となる見通しだ。川内は埼玉県職員だったが、2019年3月限りで退職し、プロに転向した。