6時間前
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死亡の警察官 容疑否定の音声入手
3年前、警察署の金庫からおよそ8500万円が盗まれ、事件発覚後、死亡した元警部補が書類送検された事件で、JNNは元警部補が任意聴取を受けた際の音声を入手しました。
「この事件については俺は関係ないんで黙秘します」(元警部補)
2017年5月、広島中央警察署の会計課の金庫に保管してあった押収品の現金8572万円が盗まれたことが発覚した事件で、警察は死亡した脇本譲警部補(当時36)を先週、窃盗などの疑いで書類送検しました。生前、元警部補は任意聴取に対し、一貫して否認していました。
「盗んだ金じゃないですよ」(元警部補)
「じゃないんだったら、『こういう金です』と言って」(県警)
「なにをずっと結びつけよるんですか」(元警部補)
「むすびつくじゃろ、こんな使い方しよったら」(県警)
「くくれば(逮捕すれば)いいじゃないですか、もう」(元警部補)
「くくればいいじゃないかって開き直りじゃ」(県警)
「開き直りじゃないですよ」(元警部補)
元警部補は、その年の9月に死亡。警察は検視の結果、死因を不詳の病死と判断しています。
警察は元警部補に多額の借金があったほか、借金返済や競馬などに出所が不明な金を使っていたことなど状況証拠を積み重ね、容疑者を特定したとしています。