“メモ魔”となった一因は、本との出合いだった。今春は頻繁にメモを取る姿が報じられているカブスのダルビッシュ有投手(33)は17日、「ノートは昨年途中からで、前田さんの著書『メモの魔力』からヒントを得て自分バージョンにして書いてます」(原文まま)とツイートした。
著者の前田祐二氏が、これに「スポーツやアスリートにとって1番強くなるメモの取り方がきっとある。勉強や芸術とか他でも同じ事言えそう」と返信すると、ダルビッシュは「アスリートの場合はちょっとした閃きが自分を壊したりするので『自分の思考と向き合いすぎない』ということも結構大事かもしれません」と返した。
「メモの魔力」は、2019年に最も売れたビジネス書で、同氏のツイッターによれば、現在の発行部数は50万。ダルビッシュも心酔し、昨年9月にはツイッターでも紹介した。
「最初はメモだけから始まったのがどんどんアレンジしだして自分なりのノートの作り方を編み出してからは自分のやりたい事、課題、課題の克服の仕方などがすごくわかりやすくなりました。まだまだアレンジしていきたいと思います」。「練習前に“準備”“練習”“ケア”でそれぞれやりたいこと、しなければいけないことを書き込むと1日の流れがスムーズになります」。昨年12月に3年ぶりで5日間だけ帰国した際も、前田氏と会った写真を公開している。