運営者

この記事は、2月14日に書いています。

当サイトの運営管理者である私は、仕事及び私生活において台湾、香港、マカオ、中国などの方々と接する機会が多い40代の日本人男性です。
職業は衛生関係の製品の開発に携わっています。

このサイトを開設した理由

2020年1月下旬頃、新型コロナウイルスの件もあり、仕事の都合で、急遽、香港→マカオ→台湾に行くこととなり、その後、日本に帰国しました。
香港やマカオは、あくまでも「中国」ですから、新型コロナウイルスが武漢から始まったこともあり、台湾よりも厳しく、お店や会社のビル、ホテルなどの宿泊施設などに出入りする際は、体温を計られます。これは新型コロナウイルスに感染した際に高熱が出るという特徴があるためです。
たとえば、私は香港で滞在中のホテルから数百mの距離にあるコンビニに行こうとホテルを出た際、当然体温を計られます。ホテルを出て、5mも進まない内に部屋にスマホを忘れたことに気づき、体温を計る検査官の目の前でホテルに引き返しましたが、再度体温を計られました。
検査官曰く、「出る人、入る人の体温を絶対に計らないとならない決まりだからごめんね」という趣旨のことを言われました。もちろん、私は「検査官も大変だな」と思いながら普通に対応したわけですが、1月下旬の段階でとにかく厳しかったです。(現地の友人曰く、今はもっと厳しくなっているそうです)

新型コロナウイルスに感染した際に高熱が出るという特徴がある

画像:©Newsweek

台湾では、2月に入ってすぐ政府からエタノールが入った瓶が配布されました。(これを希釈して対新型コロナウイルス予防として使用する)
マスクは全然購入できず、コンビニや薬局でマスクが運ばれてくるのを列をなして多くの人が待っている状況です。
ただ、商品を運ぶトラックが到着しても、「今日はマスクを持ってこられなかった」ということもしばしば。お店の人は頼んでいるそうですが、到着するまで、その日にマスクが届くかどうか分からないような、そんなふうにバタバタしている状況です。

台湾ではマスクを購入するために行列が...

撮影:2020/02/14 台北のとある薬局でマスクを待つ人たち

日本に帰国したのは2月10日です。
一部で、マスクの転売ヤーが定価の10倍程度で販売していることが話題になっていたり、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のことが話題にはなっているものの、街を歩いた感じでは、その危機感というか温度差の違いに驚きました。
電車に乗っても、マスク装着率は、香港やマカオ、台湾などの半分以下程度だと感じましたし、日本に住む高齢の両親は「そろそろコロナウイルスも落ち着くかねぇ〜」と言っていました。
私は心のなかで、「うわ、この危機感のなさはちょっとヤバいな」と正直思いました。

中国武漢発の新型コロナウイルスはもしかしたら、まだまだ序章に過ぎないかもしれませんし、そもそも、中国が発表している感染者数や死亡者数の数字が嘘八百の可能性も否定できません。(香港やマカオ、台湾の人などはかなり多くの人が中国政府が発表する情報を信じていませんでした)
加えて、WHOは、ワクチンができるまで18ヶ月程度の期間が必要ということです。はい。東京オリンピック開催までに新型コロナウイルスのワクチンはできない可能性が高いのです。

一部では、「GW頃までには収束するだろう」としている専門家もいますが、残念ながらその主張に何ら根拠はなく、もしかしたら、このウイルスが変異して「キラーウイルス」と呼ばれるウイルスにならないともかぎりません。(もちろん、こちらの主張にも根拠はありませんが)

とにかく全貌がまだよく見えていないこの新型コロナウイルスに対し、もっと危機感を高め、自分の身は自分で守らなければならないということをどうかご理解いただき、デマ情報や中国発表の情報を鵜呑みにせず、正しい情報収集をし、生き延びていただきたいと思います。「生き延びて」という私の言葉に今はまだ「何を大げさな」という印象を抱く方もいるかもしれません。あるいは、本当にGW頃にはすっかり落ち着いている可能性もあります。

しかし、重ねて申し上げますが、私自身が台湾、香港、マカオ、中国で実際に自分の目で見てきた現実(事実)を考えますと、今の日本は感染者が少ないとはいえ、危機感が低すぎて、何かの拍子で爆発的に感染が拡大する可能性があります。どうか、十分に注意し、あなた自身、そしてあなたのご家族がこの新型コロナウイルスに感染しないようにして下さい。そのような思いで当サイトを開設しましたので、どうかお役立ていただければと思います。

そして、1日も早く新型コロナウイルスによる危機が収束…いや、終息することを願っています。

2020年2月14日
管理人