ネガティブな理由で転職する30代が増えています!キャリアコンサルタントが教える中堅で失敗しない転職

30代の転職理由は、どんなものが多いかご存知でしょうか?

昔は働き盛りと言われていて、30代ならまだまだ仕事を頑張ろうと思っている年代でした。

ですが、今の30代は考え方が変わってきているようです。

今回は30代の転職理由について、キャリアコンサルタントが説明します。

30代の転職理由!ネガティブなものが増えています

大手転職エージェントのdodaが発表した、30代の転職理由ランキングは以下になっていました。

順位 前年度 転職理由
1位 2位 ほかにやりたい仕事がある
2位 1位 会社の将来性が不安
3位 3位 給与に不満がある
4位 4位 残業が多い/休日が少ない
5位 5位 専門知識・技術力を習得したい
6位 6位 U・Iターンしたい
7位 7位 幅広い経験・知識を積みたい
8位 11位 会社の評価方法に不満がある
9位 8位 業界の先行きが不安
10位 9位 市場価値を上げたい

参考:[doda2]

前年度は、「会社の将来性が不安だから」という理由が1位でしたが、今回は「ほかにやりたい仕事がある」が1位になっていました。

その後に「給与に不満がある」、「残業が多い/休日が少ない」といった理由が続きます。

「専門知識・技術力を習得したい」や「市場価値を上げたい」などのポジティブな理由もありますが、全体的にネガティブな理由で転職する30代が増えています。

ブラック企業が増える現代を象徴するかのような、マイナス理由が多くなっているのは気になるところです。

30代が転職する前に準備すべきこと

転職市場としては、30代(35歳まで)なら転職は難しくありません。

今は人材を欲している企業が増えているからです。

ただし注意としては、転職先の企業に失敗すると今以上の不満が出る可能性があることです。

今はブラック企業と呼ばれる、「残業が多い」「給料が不当に安い」会社がたくさんあります。

30代で転職をする決意をしたら、まずは転職市場について相談してください。

転職サイトや転職エージェントのキャリアアドバイザーであれば、ブラック企業の情報を教えてくれます。

優良企業で働きたいなら登録すべき転職サイト

転職では求人票に書いていない情報も多く、転職して失敗する人も多いことを覚えておいて下さい。

知らずに転職して、「こんな話、聞いてなかった…」となるケースもあります。

ヘッドハンティングなどにもあるのですが、基本的に書面に残さない条件を信用してはいけません。

こうした転職の失敗を防ぐためにも、転職サイトに登録してキャリアアドバイザーと一緒に転職活動を行いましょう。

今すぐ転職する意思がなくても、転職サイトに登録しておくことで求人のチェックや相談など良い情報を見つけられる可能性が上がるからです。

転職活動はタイミングも大事で、すぐ転職する気はなかったけど、良い求人がたまたま見つかって転職したケースも多いです。

良い求人を逃さないように転職サイトに登録して随時チェックしておくと、転職を成功させることができます。

また紹介した転職サイトにはアドバイザーがいて、相談すれば企業の情報(その企業がブラックかなど)を教えてくれます。

求職者には見えない情報もしっかりと教えてくれるので、転職成功のために活用してください。

転職の面接でネガティブなことを言ってはいけません

もう一つ注意点としては、転職でネガティブな表現を言わないことです。

つい面接などで今の会社の不満を言ってしまう方がいるのですが、それはマイナス評価になります。

どんなに境遇が悪くても、会社の悪口を言うと面接官に信用されなくなります。

未経験なら「幅広い経験・知識を積みたい」など、前向きな理由で転職するようにしましょう。

経験者なら、「スキルを伸ばしたい」など会社に貢献できる転職理由を伝えて下さい。

30代なら若さがあるので、前向きな理由と共感できるストーリーがあれば面接官の心に刺さります。

面接成功のポイントは、いかに面接官を共感させるかです。

30代転職のハードルは下がっているが成功率は低いです

最初に説明したように、30代の転職は決して難しくありません。

ですが、本当の意味での転職成功は、あなたが希望する条件の企業に転職できたときです。

ただ、知らない企業の内部事情など、どうやってもわかりませんよね。

求人票に書いてないことも良くありますし、入社しないとわからないことが多いです。

30代で転職に失敗するとキャリア的にも厳しくなるので、慎重に転職先を探しましょう。