ポルトガル1部リーグのポルトでMF中島翔哉のチームメート、マリ代表のFWムサ・マレガ(28)が16日、敵地でのギマランイス戦の後半24分、相手ファンからの人種差別行為に怒って、試合中にピッチから立ち去ろうとした。チームメートやコーチ陣が体を張って阻止。マレガはイエローカードも受けたが、観客席に向かって、侮辱的な意味を持つ両手の中指を立てるジェスチャーなどで応戦し、その直後に途中交代した。
試合は続行し、中島は後半39分から途中出場してリーグ戦5戦ぶりにプレー。試合はそのまま2-1でポルトが勝利した。
試合後、マレガはインスタグラムに「スタジアムへ人種差別行為をするために来るやつがいる。うせろ」と投稿した。3季前にマレガがギマランイスへ期限付き移籍したときからファンと確執があり、関係は悪かったとみられる。これらマレガの応戦について、是か非か、欧州では意見が二分し、議論を呼んでいる。