初参戦の浦和競馬でも早速V。南関東を中心に地方競馬で騎乗中のミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕=が17日、浦和競馬7Rで単勝2番人気のクロヴァージョに騎乗して、地方競馬通算9勝目を挙げた。この日は7鞍で1勝の成績だった。
7Rはスタートをゆっくり出て道中最後方から前を見る形。3コーナー手前から仕掛け、徐々に前へ進出すると、4コーナーでは大外に持ち出し、上がり3F最速38秒3の末脚で豪快に差し切った。
「小さい競馬場でこの勝ち方。すごい印象的でした。レース前にビデオを見て同じ勝ち方をしていて、馬とアドバイスを信じて乗りました」とミシェル。浦和競馬場については「他と比べてミニマムですがとてもいい。好きです」と、気に入った様子だ。
15日の小倉5Rで落馬し、左鎖骨を骨折した藤田菜七子については「とても残念。職業柄、仕方ないけどもっと強くなって戻ってくることを願います」と、心配した面持ちでエールを送った。18日は浦和競馬で6鞍に騎乗予定。「先週より勝ち星を増やしたい」と、今週の浦和での目標を掲げた。