学習曲線
がくしゅうきょくせん
learning curve
学習の進行過程を数量的にグラフに示したもの。普通横軸に試行回数,試行時間などをとる。この場合縦軸に学習の測度として正反応数,反応の大きさ,作業量など学習の進行とともに増加するものをとれば学習曲線は上昇曲線となり,作業時間,誤反応数,反応潜時など学習の進行とともに減少するものをとれば下降曲線となる。学習曲線にはいろいろの型があるが,代表的な型として,学習初期に勾配が急で後期にゆるやかになる負の加速度曲線,学習の初期に勾配がゆるやかで後期に急になる正の加速度曲線,学習の初期および後期に勾配がゆるやかで,中期には急なS字型曲線,などがあげられる。ほかに,学習の途中で曲線に増減のない高原現象 (プラトー) が現れる場合もある。
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がくしゅう‐きょくせん〔ガクシフ‐〕【学習曲線】
学習の進行過程を表す曲線。横軸に試行数や経過時間、縦軸に正答数や誤り数などをとって記録したもの。ラーニングカーブ。
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学習曲線【がくしゅうきょくせん】
経験曲線とも。事業活動に関する経験が蓄積されるにつれて,単位当りコストが低下するという経験効果を表した曲線。経験効果は製造コストのみならず,管理,販売,流通などを含むトータルコストにおいても生じる。習熟効果など,意識的なコスト低減努力の結果による。
→関連項目プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント
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がくしゅうきょくせん【学習曲線】
心理学で、学習の進行過程を示す曲線。普通、横軸に試行回数や時間経過を、縦軸に正しい反応を示した数や所要時間などをとる。経済では、経験の累積と労働生産性の関係についていう。習得曲線。ラーニング━カーブ。
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がくしゅう‐きょくせん ガクシフ‥【学習曲線】
〘名〙
心理学で、学習の進行過程を示すグラフ。普通、横軸に試行回数、時間経過をとり、縦軸に単位時間内の作業量、正反応数などをとる。
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