ダルビッシュがサイン盗みのアストロズに痛烈パンチ「五輪はズルすれば金メダルもらえないのに…」「（謝罪の意を）全く感じない」

　カブスのダルビッシュ有投手（33）が、2017年にサイン盗みしたアストロズを痛烈に批判した。16日の米スポーツ専門局ESPN（電子版）によれば、英語で取材に応じて語った。

　「オリンピックは選手がズルすれば金メダルはもらえない。そうだよね？　でも（アストロズの）連中はいまだにワールドシリーズ（WS）のタイトルを保持している。変だよね」

　また、コレア（アストロズ）がベリンジャー（ドジャース）を批判したことなどについても、ダルビッシュは疑問を投げ掛けた。「ズルしたのならば、いま連中は話をするべきじゃないと思う。仕事を失った投手たちもいる。連中はもっと謝罪の意を示さなきゃいけない。あの連中からは、全く何も感じない」

　同年のWSで敗れたドジャースのベリンジャーは14日、「（アストロズの）アルテューベはMVPを（同年のMVP投票で2位だったヤンキースの）ジャッジから盗んだ。サイン盗みも昨季までやっていたはずだ」などと批判。これに対し、コレアは「あいつは識字か読解の能力がないのか、もしくは何も情報を知らされていないかだ。事実を知らないなら、f××kな口は閉じていろって話だ」と、放送禁止用語入りで嘲罵した。

　ダルビッシュは同年のWS第3、7戦に先発し、ともに2回途中を自責4で敗戦投手となった。コレアは同年のWSについて「サイン盗みはしていない。優勝は正当に勝ち取ったものだ」と主張した。