宮内庁は17日、23日の天皇誕生日に皇居で予定していた一般参賀を中止すると発表した。国内で新型コロナウイルスの感染が広がりつつあり、大勢の人が集まる一般参賀での感染拡大を防ぐ必要があると判断した。皇居で予定していた記帳の受付もとりやめる。

 23日は、天皇陛下にとって即位後初めての誕生日で、今年から祝日になった。一般参賀には、天皇皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻、長女眞子さま、次女佳子さまがおおむね3回、皇居・東庭の長和殿ベランダに立つ予定だった。

 同庁によると、2018年12月の上皇さまの天皇在位中最後の誕生日には、一般参賀に8万2850人が訪れ、今回も多くの人出が見込まれていた。

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