13年ぶりにJ1に復帰した横浜FCはいきなり厳しい洗礼を浴びた。前半25分、広島に右サイドを破られ、U-23日本代表MF森島に絶好の左クロスを許すと、ファーサイドに走り込んだMFハイネルの折り返しをMFドウグラスビエイラに頭で押し込まれ、痛恨の先制被弾。後半2分には守備のミスからあっけなくショートカウンターを食らい、森島のラストパスからFWレアンドロペレイラの左足弾に沈んだ。
キャンプから取り組んできた後方からのビルドアップやサイド攻撃は、広島の連動した守備に封じられた。左臀部(でんぶ)痛の影響でベンチ外だったFW三浦知良(52)は「(横浜FCの)ストロングポイントの両サイドも、J2でやっていたようには行けなかった。攻撃のポイントとして、やりたいことはできませんでしたね」と振り返り、「選手が(ピッチの)中でやって感じるものがあると思いますから、それを明日の練習からみんなに伝えてほしい」と話した。