見習うべき西野亮廣の夢のための時間の使い方 売れるためにすべきこと
こんにちは、M&Oです。
今回はお笑いコンビキングコングの西野亮廣さんについて書いていきたいと思います。
西野亮廣さんと言えば今や多方面で活躍されていて、その類まれな発想力と行動力を武器に結果も出し続けている人なわけですが、現在僕は西野亮廣さん著書の『新世界』という本を読んでいまして、本全体の感想も書かせて頂くつもりなのですが、冒頭でいきなり心打たれる内容がありましたので、早まってまずそのことについて書いていきたいと思います。
今回取り上げるのは西野亮廣さんのお笑い芸人として駆出しだったころのお話なのですが、西野亮廣さんは高校卒業後にお笑い芸人を目指し吉本興業の養成所NSCの門を叩きます。そこで梶原雄太さんとキングコングを結成し活動するわけですが、元々西野亮廣さんは「1年で売れなかったら芸人を辞める」という覚悟を持ってお笑い芸人の活動をスタートしていたそうです。
4万円のアパートに住み、家賃を滞納してしまい直接大家さんに家賃を届けるなんてこともあったようです。
僕がまず西野亮廣さんのこの頃の話で尊敬の念を持ったのは、『アルバイトに時間を使いたくなかったので、高校時代に貯めたわずかな貯金で食いつないでいた』という部分でした。やるべきことがあるのにこのような西野亮廣さんの行動を取れる人って本当に少ないんです。ほとんどの人が生活水準は低いとはいえそれなりの安定を求めてアルバイトを始めてしまうのがほとんどで、あわよくば貯金を増やそうと考える人までいます。いわゆる一般的なサラリーマンの人や特にやりたいことが見つかっていないフリーターであればそれも全然いいと思うのですが、すでにやりたいことがある人にはアルバイトなんてしないほうが絶対いいに決まっています。
しかし西野亮廣さんのような行動を取れる人って一握りなのです。時間の貴重さや活かし方を知っている人たちということになると思います。
そして西野亮廣さんはすべての時間をお笑いに費やし、血が出るほど漫才のネタを書き続けたそうです。誰よりも「量」を書いたということでした。
アルバイトもせずに、また他のお笑い芸人の誘いもすべて断って、自宅でネタを書き続けたそうです。そんな西野亮廣さんに対して冷ややかな目線を送る人も少なくなく、特に自分にとってヒーローだった芸人の先輩から「西野ってイタイよな」と言われていることを知った時はそれなりにショックを受けたそうです。そりゃそうですよね。
西野亮廣さんはそれでも自分のスタイルを崩さずに貫き通し、キングコングはNSC在学中から活躍するという旋風を巻き起こすことになりました。
今回取り上げさせて頂いている西野亮廣さんの行動は、夢を追っている人はもちろん、やりたいことがある人、やるべきことがある人にとって、これ以上ないお手本だと思います。また本来のあるべき姿を見事に体現しているスタイルだなと強く感じました。
一見当たり前の行動に見えるかもしれませんが、実際はなかなかいないのが現状なのです。皆さんの周りでお笑い芸人や俳優、ミュージシャンを目指している人がいるかもしれませんが、これぐらいストイックに活動している人はほとんどいないのではないでしょうか。芸能のカテゴリーだけでなく自分が成長したいと思う物事がある人でも、なかなかここまでのストイックさで取り組んでいる人は少ないと思います。
しかし、単純に考えると西野亮廣さんの話はあるべき姿であって、そうじゃないと確かにいけないなと思えるものなのです。
やるべきことに費やした時間で差は広がるばかり
僕が俳優をやっていたころに、お世話になっていたプロデューサーさんが仰っていた言葉なのですが、「お前がアルバイトしている時に売れてる山田孝之とか妻夫木聡とかは撮影現場で演技しているんだぞ。演じる役についてずっと頭を悩ませているんだぞ、どれぐらいお前が頑張らなきゃいけないかわかるよな」と言われたことがあり、結構な衝撃を受けました。
仕事がなくてアルバイトをしていたら、そのアルバイトをしている時間は俳優としての成長はまったくないわけで、仕事がある人たちはその間に俳優として現場に立ちさらに成長していくわけで、その差は広まる一方なのです。ものすごく単純なことですよね。そしてもちろん俳優業以外でも同じことが言えます。
ものすごく単純なことなのに、意外とこの事実に気付いていない人って本当に多いんです。単純に考えて自分のやりたいことと全く違うアルバイトばかりしている人が、ある日突然自分のやりたいことで花開くなんて元々相当なセンスを持っている人以外はありえないことでしょう。
あれもこれもと楽しいからと手を出していたらただの中途半端になってしまうことは目に見えています。
西野亮廣さんは「1年で売れなかったら芸人を辞める」という期限を決めて活動をスタートしたとのことでしたが、これもまた見習うべき点だと思います。機嫌を決めることによって生まれた覚悟ということもきっとあると思うので。期限がないと「まだ大丈夫まだ大丈夫」と中途半端にダラダラと時間を無駄にしてしまう事も多いですし。
どちらにしても覚悟を持って、周りの雑音に耳を貸さずに自分のスタイルを貫いた19歳の西野亮廣さんはすごいと思うし、素直に尊敬します。
僕自身ももちろんですが、たくさんの人のいいお手本になる話だと思います。
サッカー日本代表の元監督のオシム監督も、選手たちに「君たちはプロなんだから24時間サッカーのことだけ考えなさい」と仰っていたそうです。
M&O