2017年のサイン盗みが判明したアストロズで同年のリーグMVPに輝いたホセ・アルテューベ二塁手(29)が“犯行”に関与していなかったと同僚カルロス・コレア遊撃手(25)が主張した。15日、米サイトのジ・アスレチックが報じた。
「アルテューベは、ごみ箱を使わなかったうちの1人だ。誰かが許可なくごみ箱をたたいたら、『俺のときはやるな』と怒っていた。実力でMVPになったし、誰もそれを奪えはしない。将来は殿堂入りする選手。誠実さは天井知らずだ」。アストロズは、解析したサインに応じてベンチ横のごみ箱をたたいて球種を打者に伝達していた。
同年のワールドシリーズで敗れたドジャースのベリンジャーは14日、「アルテューベはMVPを(同年のMVP投票で2位だったヤンキースの)ジャッジから盗んだ。サイン盗みも昨季までやっていたはずだ」などと語った。これに対し、コレアは「あいつは識字か読解の能力がないのか、もしくは何も情報を知らされていないかだ。事実を知らないなら口は閉じていろ」と嘲罵した。
また、アストロズのクレイン・オーナーは13日、謝罪会見で「われわれの考えでは、これ(サイン盗み)が試合に影響したとは思わない。うちはいいチームだった。ワールドシリーズで優勝したし、そういうことにしておこう」と語り、爆弾を投下。これをベリンジャーが「説得力がない」と斬り捨てた。