ブルージェイズと2年総額635万ドル(約6億9900万円)で契約した山口俊投手(32)はキャンプ3日目の15日、昨季ナ・リーグで最優秀防御率に輝いた韓国人左腕・柳賢振(32)とキャッチボール。開幕へ向けた調整法について金言を授かった。
韓国の聯合ニュース(電子版)によると、メジャー初キャンプだった2014年に調整に苦しんだことを引き合いに出され、「キャンプでは入れ込みすぎずに練習量を調整すること。2月の間は、100球を投げ込んだりしないように」とアドバイスされた。
柳賢振はドジャースで通算54勝33敗1セーブ。昨季はリーグトップの防御率2・32をマークした。その年に初選出された球宴では先発を務め、サイ・ヤング賞投票でも2位に食い込んた。昨季オフにドジャースからFAとなり、ブルージェイズと4年8000万ドル(約88億円)で契約した。
山口自身は、04年に横浜(現DeNA)でプレー経験があるウォーカー投手コーチについて「日本のことを分かってくれている。投げ込みたいと話をしていて、しっかり理解してもらっている」と語り、日本スタイルのまま、きっちり球数をこなす方針を明かした。