日本人が知らない、ジェフ・ベゾス主催「午前0時の大豪邸パーティ」

ワシントン中のセレブが招待を熱望
歳川 隆雄 プロフィール

日本で報じられないベゾス氏の一面

Amazon.comの創設者であり最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏(56歳)は、フォーブス誌の長者番付(2018年度)で1120億ドル(約12兆3000億円)とされた純資産が1月31日と2月3日の両日に自社株約90万株を売却し得た2000億円を加えると約12兆5000億円に達する桁違いの大金持ちなのだ。

さて、本稿の肝はアマゾンそのものではない。ベゾス氏に関する話題であり、日本で報じられなかった事である。米国の首都ワシントンDC。当地に住み米国政治・経済・文化に深くコミットする人たちを「ワシントニアン」と呼ぶ。

そのワシントニアンが心待ちにしていたパーティーが1月26日午前0時直前から億万長者の住宅街・カロラマ地区にあるベゾス氏邸で開かれた。なぜ、夜中の12時頃の開始だったのか。もちろん理由がある。

アルファルファ・クラブ後に行われたパーティ会場(ベゾス氏の豪邸)
 

その直前の25日午後7時からホワイトハウス近くのキャピタル・ヒルトン・ホテルで1913年に創設されたアルファルファ・クラブ(Alfalfa Club)という社交クラブの非公開年次総会・晩餐会が開かれた。

同クラブの正式メンバーは有力上下院議員、歴代の国務、国防、財務長官、歴代の最高裁判事、超優良企業のオーナー・CEO、大物弁護士など約200人で、当夜の4時間に及んだブラックタイ着用晩餐会にはメンバー夫妻、そして招待者合わせて約600人が出席した。

トランプ大統領周辺からポンペオ国務長官、クシュナー大統領上級顧問=イバンカ補佐官夫妻の他、マコネル上院院内総務(共和党)、ペロシ下院議長(民主党)、車椅子の96歳のキッシンジャー元国務長官、最大手投資ファンドのカーライルグループ総帥のルーベンスタイン氏など多数が出席した。