『患者の10%が二度感染する』:デマです
米国CDCの統計データの「secondary infection」は「二度感染」ではなく「二次感染」です。誤訳でとんでもないデマになってしまいます。
『本当にウイルスの遺伝子変異なの?』
東日本大震災の時もそうでしたが、世間に大きな影響がある出来事があった場合、必ず都市伝説が出てきます。今回は「武漢の生物兵器が漏れた」など。
「新型●●」は1970年台から、世界で約40件、1〜3年に1度誕生しています。病原菌の遺伝子変異は珍しい事ではありません。日本でも「新型インフルエンザ」騒動がありました。
ただ今回は、新型インフル以上に大きな騒動になりました。日本も今後同様の「新型騒動」があった場合、素早い対応をするマニュアルが必要となる事でしょう。
『エアロゾル=空気感染』
こういう記事が出ると、24時間以内に必ず感染症専門医が反応してくれます。結論として、「空気感染」は起きません。
→ 「新型コロナ「エアロゾル感染を確認。要するに空気感染」は誤り。ネットで不安と誤解が拡散」
『新型コロナに血液クレンジングが有効』:100%デマです
過去に血液クレンジングをしていた美容外科に勤務していた看護師によると、「体がポカポカする」という体感を与えるために、血液クレンジング後に血管拡張作用のあるマグネシウムを含む点滴を行わせていたそうです。いわゆる典型的な「エセ医学」。
→ 「血液クレンジングはデタラメ!!」
『PCR検査』
テレビやSNSなどでは、クルーズ船内の人全員検査をするべきだと素人が強く言っている事があります。
検査自体はインフルのように5分ほどで結果がわかるわけではなく、6時間位かかります。検査ができる施設も限られていて、国立感染症研究所(東京)や全国83カ所の地方衛生研究所(地衛研)がフル回転させても、1日最大1500検体だそうです。よって症状のある人から優先的に検査が行われます。しかも1人に2回検査すると1万円程かかるらしいです。それでいて、検査の陽性率は40%程との事。
『中国で1日の死亡者数が初めて100人を超えた』
感染症専門医の推測ですが、治療に対する地域格差が原因ではないか?との事。確かに日本国内においても、高度な医療は医療過疎地域ではできませんね。
今回あなたは、どちらからコロナ関連情報を得ましたか?。我々一般医師もそれなりの知識を持っていますが、より専門的な情報が必要な場合、専門家(今回は感染症専門医)や公的機関の情報を参考にしています。
今回もトンデモ情報をよく見かけたと思います。そういう人やサイトは、今後も同様の事を繰り返すので、2度と信頼しないで下さい。
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⇒ 『Dr. Hisacchi』