中部運動記者クラブのボクシング分科会による昨年の表彰が決まり、3、8、12月の計3度、WBOフライ級王座を防衛した世界3階級制覇の田中恒成(24)=畑中=が、最優秀選手賞に選ばれた。14日に名古屋市北区の畑中ジムで、表彰伝達式が開かれた。
5年連続5回目という節目のMVP選出に、田中が思わず白い歯をのぞかせた。「個人的に5という数字は大好き。5階級制覇にもつながるので」。今年1月末にタイトルを返上し、今年の目標として掲げた4階級制覇は、通過点と言わんばかりだった。
今月に入ってスパーリングを再開。5月頃にノンタイトル戦で見込まれるスーパーフライ級初陣に向けて順調に調整を重ねる中、けがに細心の注意を払う。
「負傷でリングに上がれないと(MVPの)連続記録も止まっちゃう」と中部トップの証が、確かなモチベーションになっている。大台となる10年連続にも「まだまだ上を目指してやっていると思います」と意欲を示した。
優秀賞は、昨年4、12月にWBOアジアパシフィックフェザー級王座を防衛したWBOフェザー級6位の森武蔵(20)=薬師寺。敢闘賞にはWBCユースフライ級王者・畑中建人(21)=畑中=と、全日本フライ級新人王の中村淳希(20)=市野=が選ばれた。