「池袋暴走事件」
JNNより
2019年4月、東京・池袋で松永真菜さんと娘の当時3歳の莉子ちゃんが暴走車に撥ねられ即死し、通行人ら9人が重軽傷を負った事故がありました。
【池袋暴走】
旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長を在宅起訴https://www.sankei.com/affairs/news/200206/afr2002060007-n1.html …
東京・池袋で昨年4月に暴走した乗用車に母子がはねられ死亡した事故で、東京地検は自動車運転処罰法違反(過失致死傷)罪で、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長を在宅起訴した。
運転していた飯塚幸三・旧通産省工業技術院元院長(88)が2月6日、過失運転致死傷の罪で東京地検によってようやく在宅起訴されました。
東池袋の交差点で2019年4月に赤信号を無視した乗用車が交差点に突っ込み、母子2人が死亡した他9名の負傷者を出す自動車事故が発生しました。
運転していた飯塚幸三は官僚OBです。マスコミ各社も容疑者のことを、「飯塚元院長」と呼んでいたことがネット上で話題となっています
■ TNN NEWS 速報 ■
去年4月、東京・豊島区の池袋で、プリウスが暴走してはねられた親子2人が死亡するなどした事故で、検察庁は運転していた旧通産省の幹部だった飯塚幸三被告(88)を過失運転致死傷の罪で在宅起訴したということです。 #上級国民
「元院長」なんだね。容疑者じゃなくて。
事件の詳細
100キロ前後の猛スピードで交差点に突っ込みます→ひとつ目の交差点で男性をはね、2つの交差点では母子をはねた後に、ゴミ収集車に激突します→その反動で乗用車は横転しながら4人の歩行者を巻き込み、最後はトラックとぶつかり停止しました。交差点の信号は、いずれも赤でした。
母子2名が死亡、9名の負傷者を出しました。3歳の女児を自転車に乗せて通りかかった31歳の母親は、2つ目の交差点を横断中に事故に巻き込まれました。母子は死亡し、最初の交差点で轢かれた男性や横転する乗用車に巻き込まれた歩行者、衝突した車に乗っていた人たちは重軽傷を負います。
昼下がりの交差点で発生した凄惨な事故は、多くの人々の面前で起こります。ほんの数メートル、横断歩道に進んでいればさらに被害者が増えていたことでしょう。
飯塚幸三とは?
車を運転していたのは飯塚幸三でした。当時87歳です。事故当時は無職でしたが、計量学を専門にする研究者で旧通産省(現経済産業省)工業技術院で院長をしていました。
多くの団体や企業にも要職を持ち、農機大手のクボタでは副社長にまで上り詰めています。2015年には「瑞宝重公章」も受勲しています。しかし、どれだけ過去に功績を残していたとしても人を殺しているのだから過去など関係ありません。
うん、昔の役職なんてどうでもいい
ただの飯塚幸三
事故を起こした飯塚容疑者は事件当時87歳の高齢ドライバーでした。
事故を起こす直前の左カーブで、妻の「危ないよ、どうしたの」との問いかけに「あーどうしたんだろう」との返事がドライブレコーダーに残っています。
年齢による衰えが、とっさの判断を遅らせて運転を誤らせた事は明らかです。そして現場にはブレーキ痕もありませんでした。
2017年に認知機能検査を受けて免許を更新します。しかし、自宅マンションの立体駐車場に、車を上手く入れられない飯塚幸三容疑者をマンションの住人は心配そうに見ていたとも報じられています。どう考えても体力に自信があると誇張です。
さらなる世間の怒りを読んだ発言が
飯塚幸三容疑者はフレンチに行く途中だった。
とテレビ局の取材に対して飯塚幸三容疑者は予約していたフレンチレストランに行く途中であったと述べています。
飯塚幸三はパーキンソン症候群だった疑いもあり、警視庁は2019年6月13日に飯塚幸三容疑者を現場に立ち会わせて実況見分をしています。
その時の飯塚幸三容には、手足の震えや筋肉のこわばりが起こるパーキンソン病の症状がみられました。
事故原因を解明するために、加齢による身体能力の衰えや認知症などの病気の有無を調べることも捜査を進める手掛かりとなります。
一応ですが、現在の道路交通法では「パーキンソン症候群」は運転免許取り消しには該当しないので患者でも運転はできます。
飯塚幸三は事故発生の一ヶ月後には退院しています。現行犯逮捕されなかったため、退院すれば、警察により拘束されるとみられていました。
しかし、東京都公安委員会は飯塚容疑者の運転免許取り消し処分を決定しますが、警視庁では任意の事情聴取と実況見分が行われただけで進展は見られません。それが原因で、警察への不満がネット上で拡散されていきます。
事故から半年がたって、ようやく警視庁は自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)で書類送検する方針を固めたようです。
世間の反応は?
官僚OBの肩書を持つ「エリート」が逮捕さない事態に私たちは不信感を持っています。
公共交通機関が張り巡らされた都内で、あえて運転の必要性があるのかを指摘する声もあります。
事故当日は、昼食を取るためにフレンチへ向かう途中で事故を起こしています。フレンチに遅れるから道路交通法を破って良いわけありません。
飯塚幸三が逮捕されないことへの世間の怒り
警察側が逮捕しない理由として逃亡や証拠隠滅の可能性がないこと、留置所では介護できないなどの諸事情もあったようです。
しかし飯塚幸三にはの特別扱いをしているイメージがあります。
事故直後には、息子にみずから電話を入れて「人をいっぱい轢いちゃった」と状況を伝えますが、同時にフェイスブックのアカウント消去や自宅電話の解約を頼んだとの憶測も広がります。
明らかに、証拠が揃っているのに、結局事故後半年が経っても逮捕される様子はありません。
任意の事情徴収の際にテレビに映し出された飯塚容疑者は、帽子、サングラス、マスクで身を隠していました。また実況見分では、事故現場に一礼したものの、手を合わせることもなく献花台にも花を捧げませんでした。
TBSのJNNが行った独占取材に対し飯塚幸三は
「安全な車を開発するようにメーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしいと願っています。いつも申しあげているように、本当に被害者に方に申し訳なく思っております」
これに対しネット上では反省が見られないと批判の嵐となっています。
厳罰を求める署名運動を行ってきた遺族の松永さんのもとには老若男女問わず、39万筆以上が集まっています。
「真実が知りたい。法廷で加害者当人に妻と娘の命の尊さを知ってもらいたい」
と語る松永さんは、被害者参加制度を使って裁判に出席し、飯塚に事故時のことを直接質問したい考えだ。
不信感が隠せないこの事件、公平な裁判になってほしいですね。
不倫問題よりも人を殺した飯塚幸吉に罰を与えてくれることを私たちは願います。
参考元
https://bunshun.jp/articles/-/34030