apt-get updateが途中で待機のまま力尽きるのをなんとかしてみた
2017年03月29日
http://bojoken.seesaa.net/article/448512292.html
のアクセスが伸びているので、何かと思って検索してみたけど、特にアップデート関係でトラブルが増えているような感触はなかった。
ただし、
apt-getは非推奨になり、aptが推奨
っていうのをよく見かけるようになった。
aptとapt-getの違いって何?
検索:apt apt-get 違い
●ざかしんく
Ubuntuにおけるapt , apt-get , aptitude の違いとは?
2017/12/26
http://zaka-think.com/linux/ubuntu/ubuntu-apt-apt-get-aptitude/
Ubuntu14.04から「apt」コマンドが推奨のコマンドになっていますので、今後は「apt」と記述するのが正しいようです。
何年か前に「apt-get」から「aptitude」へ移行するよう促された記憶も無きにしもあらずですが…。
そう言えばちょっとだけ見かけることがあった。aptitude。
apt,apt-get,aptitude となぜ3種類もあるのか
どうやら3種類とも限らないようで、この他にもパッケージ管理のツールは存在するようです。
なぜパッケージ管理ツールがこうもたくさんあるの?
というと、これらのツールは「Advanced Package Tool」のフロントエンドなんだそうです。
根は一つだけどそこへアプローチする方法はいくつもある感じでしょうか。
そもそも「Advanced Package Tool」略して「APT」というそうなのですが、これがDebian 系のディストリビューションに搭載されるパッケージ管理システムです。
そうなんだ。
じゃ、aptitude(日本語訳:適正とか才能とか手法とか質とか骨とか)は単なる語呂合わせだった? 「be apt to do(〜しがちだ)」なんてのもあったけど…
APT system is apt to change.とでも皮肉っておこうか。
消えたaptitude
かつて移行を促された記憶のある「aptitude」ですが、Ubuntu16.04からデフォルトでインストールされていません。
何で消えたんでしょうね。
●Narrow Escape
Ubuntu 16.04 / Debian 8: aptコマンドの使い方
12日 5月 2016
apt-getコマンドとapt-cacheコマンドを一つにまとめたaptコマンドの使い方について記載します。
https://www.hiroom2.com/2016/05/12/ubuntu-16-04-debian-8%E3%81%AEapt%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9
Narrow Escapeの内容を箇条書きにすると、
- aptコマンドは、apt-getとapt-catchの統合を目指した(従来は、apt-getとapt-catchとを切り替える必要があった)
- apt upgradeは新規パッケージをインストールする場合があります。apt-get upgradeは新規パッケージをインストールしない
- apt dist-upgrade/apt dist-upgradeは新規パッケージを追加するだけでなく既存パッケージを削除する場合があり、これはapt upgrade/apt-get upgradeとは異なる
- linux-genericパッケージ等のセキュリティアップデートがある場合、apt-get upgradeを実行すると新規パッケージのインストールがあると判定されてパッケージのアップグレードは保留され、apt upgradeを実行するとパッケージがアップグレードされる。apt-get upgradeで同じことをやろうとすると–with-new-pkgsオプションを付与する必要がある
別のサイト。
●Linux Fan
「apt-get」はもう古い?新しい「apt」コマンドを使ったUbuntuのパッケージ管理
2017年7月15日
https://linuxfan.info/package-management-ubuntu
RedHat系ならパッケージ管理は「yum」コマンド、そしてUbuntuなどDebian系は「apt-cache」と「apt-get」コマンド…そう思っている人、まだまだ多いんじゃないでしょうか?
確かに、「apt-cache search」とか「apt-get install」って書いてある記事が多いですよね。
でも実は、Ubuntu 14.04から「apt-get」じゃなくて「apt」コマンドが推奨されています!
aptの推奨は14.04からだったんだ。
更に別のサイト。
Ghost in the Web
Debian の apt/apt-get/aptitude について
17 February 2017 by N.Wada
https://intheweb.io/apt-aptget-aptitude/
今でもよく色んな所で apt-get を使用してパッケージをインストールしていますが、実は今では apt-get より apt が推奨されているようです。Debian 管理者ハンドブック によると
apt は APT から提供されているもう一つのコマンドラインベースフロントエンドで、apt-get の持っていた設計上のミスを克服しています。
とあります。
『設計上のミス』が何を指しているのかは定かではありませんが、私の肌感として、目的により複数のコマンドを使い分ける必要があるのが原因かと思います。例えば「インストール済みのパッケージを確認したい」や、「インストールしたいパッケージの情報を確認したい」といったことをしたい場合、別のコマンドが必要になります (それぞれ dpkg, apt-cache)。
その点が煩雑で、より良いパッケージ管理フロントエンドが開発されて、非推奨になったのかなと推察します。
なお注意点としては、 apt のバージョンにより使えるサブコマンドが少ない事があります。
例えば Ubuntu 16.04 で入っている apt では autoremove サブコマンドが使用できますが、Ubuntu 14.04 では使用できません。
こうなると何か、設計上のミスというか、単なる詰めの甘さというか、もっと考えをこなれさせてから仕様化してもらいたいですよね。しかも、字面がそっくりなコマンド同士のくせに、同じオプションスイッチ使って振る舞いが違うって、それ自体が設計思想というか感性を疑う。
●ask ubuntu
Is 'apt-get' deprecated? [duplicate]
asked 1 year, 4 months ago
https://askubuntu.com/questions/829864/is-apt-get-deprecated
See this related post:askubuntu.com/q/445384/295286 ( http://askubuntu.com/q/445384/295286 )-Sergiy Kolodyazhnyu Sep 26'16 at 13:21
@Anwar: There are differences. One example:apt upgrade
≠apt-get upgrade
, since the former installs new packages, while the latter does not. Gunnar Hjalmarsson 2016-09-26 15:59:45
とりあえずapt推奨に従いますが、apt-getで書いてある参考情報は、aptにコマンドに置き換える時に要注意ですね。
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