【声明】槇原敬之さんの逮捕に対するERA声明

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2020年2月14日

【槇原敬之さんの逮捕に対するERA声明】

私たちは、昨日、覚せい剤取締法違反で逮捕された槇原敬之さんについて、各報道機関に対し、有罪であることを前提としない、冷静かつ慎重な報道を行うよう求めるとともに、各メディア等に対し、過度な自粛による槇原さんの楽曲の使用を控えることのないように求めます。

昨日、ミュージシャンの槇原敬之さんが、東京都内のマンション内で覚せい剤を所持したとして、覚せい剤取締法違反で逮捕されたとの報道がありました。

しかし、報道によると、被疑事実は、今から約2年も前の平成30年4月の所持の事実です。しかも、同居していた人物が所持していたもので、その人物は起訴され、有罪判決が出て確定しているにもかかわらず、槇原さんは2年近くも逮捕・起訴がなされていなかったことには、大きな疑問が残ります。
また、現時点での報道によると、逮捕時の所持品検査や家宅捜索でも、薬物が発見されておらず、尿検査などで使用について陽性反応が出たとの報道もなく、本人の認否も明らかにされていません。

このように、現時点では、槇原さんが本当に犯罪行為を行なったのか否かに相当の疑問が残る状況です。このような状況で、槇原さんが有罪であることが前提であるかのような報道を行なうことは、槇原さんの人権を著しく侵害します。

したがって、各報道機関の皆様には、上記点に十分ご留意いただき、槇原さんが有罪であることを前提としない、冷静かつ慎重な報道を行なっていただくよう求めるとともに、各メディア等に対し、過度な自粛による槇原さんの楽曲の使用を控えることのないように求めます。

2020年(令和2年)2月14日
日本エンターテイナーライツ協会 共同代表理事一同