香川県・まるがめボートのナイターGI「第63回四国地区選手権」は13日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、3号艇の中岡正彦(42)=香川=が3コースから鋭くまくり差して優勝。うれしいGI初タイトルを手に入れた。2着は1号艇の山田祐也が確保し、3着に重成一人が入った。なお、5号艇の近江翔吾はコンマ02の勇み足でFに散った。
中岡が切れ味鋭いターンでGI初Vを飾った。進入はS展示同様12・3456と3カドを選択。コンマ05とSを踏み込み豪快にまくり差してバック鋭伸。1周2Mをシャープに回って決着をつけた。
「3カドは作戦通り。変わらず掛かり、回り足が仕上がっていた。年が年なのでGIを勝てて良かった」と笑みがこぼれた。デビューから23年8カ月と15日。悲願のGIタイトルをゲットして四国チャンプに輝いた。
これでクラシック(3月17~22日・平和島)の出場権もゲット。平和島と言えば02、13年クラシックでは優出している。「権利を取れたのは大きい。今年はリズムがいいし、平和島は相性がいいのでチャンスがあると思う」と前を向いた。香川のテクニシャンが久々に四国代表としてSG戦線に乗り込む。