中日の根尾昂内野手(19)が12日、DeNAとの練習試合(北谷球場)で5回に代打で途中出場し、初めて左翼の守備にも就いた。初体験の左翼守備。根尾は6回、左邪飛を懸命に追いながら届かず倒れ込んだ。9回には左前打が目の前で弾んだため後逸。初失策を記録してしまった。
「(初めての守りは)風が強かった。(失策は)跳ねましたね」
ただ打撃では好調を持続だ。第2打席の7回2死。昨季53試合に登板したDeNA・国吉の143キロ速球を会心の中前打。今季の実戦で3試合連続安打を決めた。
「甘かったので。内容は悪くないと思います」。根尾は控えめだったが、昨季は161キロをマークした国吉からのヒットは自信になるはず。第1打席の二直も強い当たりで、状態は悪くない。与田監督は「1つの結果が出て良かった。ただ満足できるところにはきていない。ちょっとずつでいいから前進してほしい」と注文を出しつつも、今後も積極的に起用していく方針だ。