本を読んでも理解できない人の典型的パターン

たくさん読みアウトプットしていくのが肝要だ

焦らず根気よく継続することが大切です(写真:elise/PIXTA)

「本は最初から最後まで全部読むべきでしょうか?」。

現在、私はコラムニストとして、多くのニュースサイトに記事を投稿していますが、得意とするジャンルの一つが書評記事のため、このような質問をいただくことがあります。

拙著『頭がいい人の読書術』でも詳しく解説していますが、結論から言うと、つまらなかったら、途中で読むのをやめてもいいのです。読書は楽しむものです。つまらない本を読む時間は極力減らし、あなたが楽しむことができる本を読むことをおすすめします。

ビジネス書や実用書は、多くの場合、キラーコンテンツ(著者にとって、最も伝えたいこと)を、最初に持ってくる傾向が強いです。つまり、第1章を読めば、おおむね、その本のクオリティや、内容、著者の主張は理解できることになります。逆に第1章を読んでつまらない本は、そのあとの章もつまらないことが多いのです。

また、ビジネス書や実用書の場合、「はじめに」「おわりに」「第1章」を読めば、内容の7割はつかめることがほとんどです。「はじめに」「おわりに」「第1章」を読んだ時点で、興味や楽しみ、必要性を感じなければ、途中で読むのをやめてしまってもかまわないと思います。最後まで読むと時間のムダになることが多いからです。

理解できないとアウトプットできない

読書はアウトプットできるようになってはじめて、完結します。アウトプットできるようになるためには、本の内容を理解することが必要です。では、本の内容を理解するためにはどうしたらいいのか。その前に、なぜ本を読んでも理解できないことがあるのでしょうか。本を読んでも理解できない理由は、次の3つのことが考えられます。

1つめは、読書のスキルが確立されていないことです。読書には、スキルがあります。そのスキルのひとつが、最近流行っているメモ術です。メモのとり方ひとつで本を読むときの理解力と記憶力が大きく変わります。

2つめは、読む本が、自分の理解力を上回った場合です。自分の理解力以上の、リテラシーが必要とされる本に挑戦することは悪いことではありません。しかし、自分の理解力より、はるかに高い本を読むことは、初心者のうちはおすすめしません。

英検4級の人が、英検3級の本を理解することは可能でしょうが、いきなり英検1級の本を理解しようとしても無理が生じるでしょう。早々と挫折して英語が嫌いになるかもしれません。もちろん、高いレベルにチャレンジすることは否定しませんが、少しずつ階段を上っていったほうが楽しく読書に取り組むことができるでしょう。

次ページなかには、読まなくていい本もある
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • 実践!伝わる英語トレーニング
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 今見るべきネット配信番組
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
12

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
  • ORA-60011068b9a8e26c
    これは「読まなくていい」記事です。

    びっくりするくらい内容が薄い。

    誰でも知っていることしか書かれていない。

    人生は悲しいほど短い、こんなくだらない記事を読む時間はないのだよ
    up27
    down2
    2020/2/12 20:23
  • nako3562808ce3aa
    「頭がいい人の読書術」というのが作者の読書術だとしたら、
    自分で自分のことを「頭がいい」と?
    (もしアインシュタイン等の読書術を紹介しているなら、
    文句はありませんが。)
    というか、本当に頭がいい人は「術」なんて要らないし、
    頭が悪い人が頭がいい人の真似をしても無理があると思う。
    だから結局「楽しむ」という役に立たないアドバイスで終わる。
    up31
    down18
    2020/2/12 13:28
  • ORA-60011068b9a8e26c
    これは「読まなくていい」記事です。

    びっくりするくらい内容が薄い。

    誰でも知っていることしか書かれていない。

    人生は悲しいほど短い、こんなくだらない記事を読む時間はないのだよ
    up11
    down1
    2020/2/12 21:12
  • すべてのコメントを読む
トレンドウォッチAD
信じてはいけない<br>クスリ・医療

病気を治すためだと思っていた薬、治療、検査。実は健康をむしばんでいるかもしれません。ムダな医療、薦められない薬、がん民間免疫療法の真相など、タブーに斬り込む実名リストを満載。そのクスリ、本当に必要ですか?