
GSMAは、2月下旬にスペイン・バルセロナで開催予定だった世界最大のモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2020 」の開催を取りやめることを発表しました。ソニーの新Xperiaが例年発表されるなど、モバイル業界にとっては世界的なイベントであるだけに影響は大きくなりそうです。
開催中止の理由は、中国で1月より猛威を振るっている新型コロナウイルス(COVID-19)問題です。中国では流行元の都市武漢を含めた数多くの都市を封鎖し、米国では中国からの入国を大幅に制限するなど、世界経済を巻き込む問題となっています。
MWCについては、韓国LGが2月1日にいち早く撤退を表明。続けてZTEやAmazonといった企業が撤退やブース縮小を表明していました。さらにその後、MWCでは群を抜く巨大なブースを構えていた通信機器メーカーのエリクソンが「従業員の健康に配慮して」撤退すると発表。この発表以降、大規模な出展者の撤退発表が相次ぎ、今回のイベント開催自体の中止に至りました。
日本にとってMWCは、ソニーモバイルが毎年Xperiaの最新フラッグシップスマホを発表している場でもあります。またNTTドコモはMWCで毎年展示を設け、「5G」に向けた日本での取り組みを紹介していました。両社ともGSMAの中止発表より早く、撤退を発表しています。
また、一部のスマホメーカーはMWCの直前に自社イベントを設けて、スマホの新製品を発表するのも通例となっています。ファーウェイの折りたたみスマホMate XもMWC2019前の自社イベントで発表されています。
MWCの中止をうけて、自社イベントで新製品を発表する予定だった各社は、開催可否の判断に迫られているようです。2020年にはファーウェイ、シャオミやOPPOなどがMWC前の製品発表を予定しています。

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