SVG形式のファビコンを設置しよう
つ・い・に!ファビコンもSVG形式が対応されるようになりました!SVGを使えばこれまで使われてきたPNGなどのビットマップ形式とは違い、拡大縮小しても画質が劣化しません。つまり、過去記事「クリエイティブなファビコンを設置しよう」で紹介したように多くのサイズを用意する必要はありません!やったね!少し工夫すればダークモードにも対応できますよ!さっそくみていきましょう!
SVGファビコン設置方法
1. SVG形式のファビコン用画像を用意
グラフィックツールでファビコンにしたい画像を用意します。サイズは特に気にしなくてもOK。正方形であればどのサイズでもきれいに表示されます。今回はIllustratorを使って32x32pxのものを用意しました。
SVG形式で保存します。
2. HTMLファイルに記述
あとはこれまでと同様、 head
内にファビコンを設置する記述を追加。これまでと違う点は type
属性を image/svg+xml
としているところですね。
HTML
1 2 3 4 5 | < head > < meta charset = "utf-8" > < title >SVG Favicon</ title > < link rel = "icon" href = "images/favicon.svg" type = "image/svg+xml" > </ head > |
完成!
設置完了です!これまでと変わらない手順で設置できました。簡単ですね!SVGなのでラインもとってもきれい!
ダークモードに対応させよう
SVG形式のいいところをもう少し見てみましょう。「Webサイトをダークモードに対応させよう」という記事でも取り上げた、ダークモードにも対応できますよ。SVGファイルをエディターで開き、style
タグを使って直接CSSを記述します。この例では通常モードだと #0bd (= 水色)で表示され、ダークモードには @media (prefers-color-scheme: dark)
を使って #faa (= ピンク) になるよう設定しています。
SVG
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 | < svg version = "1.1" id = "Layer_1" .......> < style > path { fill: #0bd; } @media (prefers-color-scheme: dark) { path { fill: #faa; } } </ style > < g > < path d="M32,16c0,8.8-7.2,16-16......./> </ g > </ svg > |
完成です!ダークモードにすると色が変わるのがわかりますね!デモページを用意したので、実際にページを開いてダークモードに切り替えて変化を見てみてください!
SVGファビコンのブラウザー対応状況
Chrome, Safari, Firefox, Edgeなどの主要ブラウザーに対応しています。IEには対応していないのでご注意を。対応していないブラウザー用には念の為、PNG形式のファビコンを用意して設置しておくといいでしょう:
HTML
1 2 | < link rel = "icon" href = "images/favicon.svg" type = "image/svg+xml" > < link rel = "icon alternate" href = "images/favicon.png" type = "image/png" > |
ちなみにダークモードに対応させるための prefers-color-scheme
も、IEには対応していません。ぐぬぬ。
とは言え、今後はSVGファビコンが主流になるかと思います。今のうちに覚えておくといいですね!