前回の「北海道、車で1周旅 ~3日目 大雪山→阿寒湖 ~」編の続きとして、今回は4日目について書いていきたいと思います。
前回までの記事はこちら
4日目朝、宿泊しているホテルからの景色が素晴らしすぎてびっくりました!
こちらが部屋からの景色です。
昨日到着した時は夜だったため、真っ暗で何も見えなかったのですが、本当に目の前に阿寒湖がありました。
阿寒湖は国の天然記念物にもなっている "マリモ"で有名な湖です。
ホテルをチェックアウトし、網走へ向かいます。
約2時間半ほどで網走へ到着しました。
まずは、お昼ごはん。回転寿司の【月】さんへいきました。
私も妻もウニがあまり得意では無いのですが、こちらで食べた"網走ウニ"が本当に美味しくて、珍しくおかわりしてしまいました。ウニが「甘い」と強く感じられたのは、ここのお寿司が初めてでした。
お店の内装もとても素敵でメニューもかなり豊富でした。そして外装もオシャレ。
腹ごしらえをした後は、網走で有名な【網走監獄】です。
ここは、明治・大正時代に網走刑務所が【網走監獄】と呼ばれていた建物を移築・復元した施設です。
【網走監獄】には、都市部で収容できなくなった極悪人が主に収容されました。
北海道をロシアの侵攻から守り、この地の開拓を進めるために刑務所を作ったのです。
網走と他の都市を結ぶ道路や空港、漁港、広大な農地などは、この囚人たちが最初に土地を切り開いて作ったものです。
そのためこの作業や網走の厳しい環境などから、多くの囚人がケガや栄養失調などで命を落としたそうです。
先ほど私たちが車で走ってきた道も網走監獄の囚人が作ったものが元になっていると考えると、感慨深かったです。
開拓地で囚人が寝泊りしていた小屋も再現されていました。
この小屋を作るのも囚人たちです。
移動はこのように両手を繋がれます。
同じ装束を着て体験することもできました。
一方、刑務所での生活はこんな感じです。
こちらが囚人が収容される舎房です。
天井近くに人形がいますが、こちらは網走監獄を脱獄した昭和の脱獄王「白鳥由栄」を再現したものです。
実際に舎房に入ることもできます。
食事やお風呂の様子まで、リアルに再現されています。
また、網走監獄で食事に出される食材はほとんど監獄内で作ったり、栽培したものだったようです。
二見ヶ丘刑務支所は日本一広い刑務所の農場です。
この他にも、北海道開拓の一部をになった監獄の歴史について学べる展示物や映像コーナーもあります。
そこでは、厳しい環境で重労働にあたる囚人と看守の絆も描かれています。
「今日死ぬかもしれない」という環境の中、「必ず生きて刑務所へ帰ろう」という言葉を囚人・看守間で言い合っていたそうです。
この他にも、現在の網走刑務所の受刑者の部屋も忠実に再現されており、実際に中に入ることもできます。
網走監獄はかなり見応えのある場所でした。
実施に体験できるコーナーもたくさんありますし、人形がとにかくリアルです。
網走に来た際には絶対に寄ってもらいたいオススメの場所です。
思ったよりも時間をとられると思うので、見学時間には余裕を持たせておいた方が良いでしょう。
私たちはこちらに2時間ほど滞在しました。
少し長くなってしまいましたので、次回は4日目の続きとなる知床編をお伝えします。