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“宇予くん”で改憲煽動のJCと手を組んだTwitter Japanはやっぱり右が大好きだった! 代表は自民党で講演、役員はケントに“いいね”
情報を見極めよう!Twitterより
Twitter Japanが2月10日、公益社団法人・日本青年会議所(JC)とメディア・リテラシー確立のためパートナーシップを締結すると明らかにし、批判が殺到している。
批判は当然だろう。それこそ普通にリテラシーがある人間なら、あのJCと組んでメディア・リテラシーって、Twitter Japanは正気なのか、とツッコみたくなるはずだ。
念のため説明すると、JCとは地域の若手経営者などが集まる公益社団法人。地方の名家や企業の二代目、三代目が数多く参加している組織だが、もともと自民党の国会議員や地方議員を多数輩出するなど政治色も強く、不祥事も続出。一部では“政治好きの金持ちドラ息子集団”とも揶揄される。しかも、近年はネトウヨ思想に強く染まり、歴史修正主義やヘイトまがいの極右主張を声高に主張し始めている。
記憶に新しいのが「宇予くん」事件だろう。2018年に「宇予くん」なるキャラクターを通じ、ネトウヨ暴言を連発し大問題になったのだ。
たとえば、中国と韓国について〈日本はこのバカ二国と国交断絶、もしくはミサイル攻撃したほうがいいど〉と戦争を煽り、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」に登場した一般市民や購読者に対し〈完全に頭がやられてるど〉〈間違いなく狂ってるど〉〈これ読んで騙されるのはガイキチだけだど〉などと誹謗中傷を繰り返していた。
JCはホームページに「お詫び」を掲載。〈かかるキャラクターは、元々は当会が憲法改正論議をより充実させ、憲法改正への契機とすべく、国民レベルでの議論をツイッター上で巻き起こす目的で企画致しました〉〈同じく、関連のHP等で掲載された「憲法漫画」第1話登場のキャラクター等において、一部不適切な掲載がありました〉などと説明した。
JCは「調査結果のご報告」のなかで、〈本会が企画した目的や実施内容と、実際に行われた投稿等は大きく異なって〉おり、もともとは〈個人間での草の根の議論を巻き起こすことができればという願いがございました〉などと弁明しているが、ネットにはJCによる憲法改正運動について記した企画文書とみられる画像が流出。「宇予くん」についても触れられており、前述の工程表とみられる流出文書には「宇予くん」の「事業内容」としてこのように記されていた。
〈対左翼を意識し、炎上による拡散も狙う〉
〈つぶやき事例:
(キャラ設定狙い)「おで、今日は改憲デモでよく歩いたど。うちに帰ってプロテイン飲んで寝るど。」
(対左翼炎上狙い)「憲法第9条のおかげで戦争が起きないって言ってるやつ、頭おかしいど。おでのムキムキ筋肉パン(引用者注:「チで」と続くと思われる)葬りさるど。」〉
メディア・リテラシー確立どころか、JCじたいが偏向しまくりのリテラシー欠如の見本ではないか。繰り返すが、こんなネトウヨ丸出しの偏向団体とメディアリテラシーのパートナーシップを組むって、一体、Twitter Japanは何を考えているのか。
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