投手が打たれたときに書きこまれるワード。元ネタはドミンゴ・グスマン(元横浜→中日→楽天→四国IL高知)の名前と楽天所属時の投球内容から。
概要 
楽天時代の2008年にチーム事情からクローザーを任されたドミンゴは、ソフトバンクとの開幕戦(3月20日)に9回裏・2点リードの状況から登板。
しかし多村仁と松中信彦に連打を許すと、続く柴原洋にサヨナラ3ランホームランを浴び、たった7球で1アウトも取れないまま逆転負け(所謂「ドミンゴの7球」)を喫し先発・岩隈久志(現巨人)の勝ち星を消したばかりかそのまま逆転サヨナラ負けを食らった。
そのあまりにも衝撃的な負け方に、野球chを始めとする実況板は「ドミンゴwwwww」の書き込みで埋め尽くされた。ちなみにドミンゴは(真偽は不明だが)試合後に「キャッチャー*1から全部聞け」と発言したとされ、ネタ度がさらにアップした。
さらに翌戦の3月22日には、チームメイトの小倉恒がドミンゴ同様に1アウトも取れずに打者1人のみで降板。小倉が降板した瞬間に実況板は「オグンゴwwwww」の大合唱となった。このランナーを後に登板したドミンゴに返されてしまい、勝利まであと1アウトのところで同点に追いつかれ、今度は田中将大(現ヤンキース)の勝ち星を消しチームは延長でサヨナラ負けを喫した。
オグンゴwwwwwwwwwwwwwwww
http://live24.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1206170397/![]()
5 :どうですか解説の名無しさん:2008/03/22(土) 16:20:29.34 ID:xqO+PPkp
オグンゴwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
6 :どうですか解説の名無しさん:2008/03/22(土) 16:20:34.94 ID:RPI0O468
ヨシンゴ*2wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
15 :どうですか解説の名無しさん:2008/03/22(土) 16:21:20.44 ID:9G3Sz8Ju
ノムンゴ*3の継投策失敗wwwwwwwwwww
17 :どうですか解説の名無しさん:2008/03/22(土) 16:21:21.31 ID:jVSX9hmE
オグンゴ→ヨシンゴ→ドミンゴ最強の3兄弟や!
この一連の事件により「○○ンゴ」が独立した言葉となり、これまで炎上した救援型投手に対し使われていた「○○スコ」に取って代わったのである。ただし○○スコは「○川○児」のようにほとんど救援型投手限定で使われていたのに対して○○ンゴは先発型投手*4にも使われたりするなど用法としては「○○者(俺達)」に近い。
なお、スレタイには元ネタに準じて草(=「w」)を生やして使われる。
ちなみに田中は北京オリンピック選出などもあって9勝止まりと二桁勝利を逃すこととなった。もしドミンゴが3月22日の試合をしっかり抑えていれば田中はルーキーイヤーの2007年からMLB移籍した後の2019年まで13年連続二桁勝利を挙げていたことになっていた。
その後 
主に実況スレを中心に使用されていた言葉だったものの、まとめブログの発展で猛虎弁が板内に大きく波及したこと、加えて絶許狙いスレだった「ンゴりまくった結果wwwww」などの効果により、野球関連スレや板に限らない多くの板やスレで定着。それがTwitterなどのSNS、YouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトに輸出され、さらにテレビや雑誌などメディアで取り上げられたことで広く知られるようになった。
現在では「やらかした」「爆死」「痛恨のミス」などの意味合いで解釈されて使われるとともに、その語感の良さから「特に意味もなく語尾に付ける言葉」として使われることが多い。
またなんJ発祥の言葉としては珍しく女子高生の間で謎の流行を見せ、マイナビティーンズによる「2017年ティーンが選ぶトレンドランキング」の「2017年 流行ったコトバ」部門にて堂々の3位ランクインを果たしている。
一連の事件以降、ドミンゴは結局1セーブも挙げられないまま抑えの座を失い先発に再転向。その先発では層の薄い楽天投手陣において比較的安定した成績を残していたものの、打線の援護に全く恵まれなかったことから新たな用語を誕生させることになる。結局ドミンゴは2勝7敗という成績で2008年限りで楽天を戦力外となった。
更に2018年には中日からヤクルトに移籍してきたジョーダン・ノルベルトがミドルネームの「アルメンゴ」で登録され、同投手の(ネタ方面も含めて)一層の活躍が期待されたが、コンディション不良により帰国。一軍登板の無いまま同年6月20日に契約解除される*5ンゴっぷりを披露してしまい、そのせいで一時期、ヤクルトの選手に対する蔑称として「○○メンゴ」が流行った。
ドミンゴの再来2019(ヒースの8球&岡田の3球) 
ドミンゴの7球から11年経った2019年、「○○ンゴ」が誕生した経緯を思い起こさせる出来事が2度も発生する。
1.ヒースの8球
- 3月29日のソフトバンク対西武の開幕戦で発生
- 4-4の同点で迎えた延長11回裏、西武はデュアンテ・ヒースを投入
- 今宮健太にストレートの四球
- 柳田悠岐にヒット
- 最後はアルフレド・デスパイネにフェンス直撃ヒットを打たれサヨナラ負け
- 甲斐野央、開幕戦初登板でプロ初勝利
ホームランはなかったものの、たった8球で1アウトも取れないまま負けた。しかも偶然この日の勝利投手が新人というのは奇しくも「ドミンゴの7球」事件における、久米勇紀以来11年ぶり6人目の珍事である事から色々な意味で「ドミンゴの再来」を実現する事になった。
ちなみにインターネットオンデマンド放送「DAZN」が当該試合の放映中、件のデスパイネの打席において放送トラブルを起こし肝心のサヨナラの場面のみ丸ごと映らなくなる放送事故を起こしている。
2.岡田の3球
- 7月30日の阪神対中日戦で発生
- 6-5の中日1点リードで迎えた9回裏に岡田俊哉登板
- 先頭打者の近本光司にヒット
- 次打者のヤンハービス・ソラーテに2ランを打たれ、本家よりも少ないわずか3球で1アウトも取れず6-7で逆転サヨナラ負け
- 浜地真澄、プロ初勝利
と、「リリーフが1アウトも取れずに10球未満でサヨナラ負けを喰らった上に、相手投手にプロ初勝利を献上」という展開が1シーズン中に二度も発生した。しかも前者は「発生したのが開幕戦」、後者は「ホームランによる逆転サヨナラ負け」という点まで共通していた。
野球の神様 
ドミンゴはまた、以下のコピペでも知られている*6。死期の近い野球関係者、優勝候補ではなかったにもかかわらず優勝しそうなほど勢いの良いチームなどに使われたりするが、最後にドミンゴが唐突に出てくるのは改変されないことが多い。
田中「監督!やりました日本一です!」
野村「ああ……」
岩隈「監督!?どうしたんですか!?」
野村「幸せだ…こんないい日は無い…」
山崎「監督!!!」
野村「……」
一場「早くドクターを呼んでこい!」
医者「……亡くなってます。それも…1時間前に」
嶋「1時間前!?そんなはずない!」
青山「9回、守備に入る前にもゲキをくれたんですよ!」
医者「しかし…間違いない…」
永井「どういうことだ…」
ドミンゴ「くれたのさ。野球の神様が。そう、人生の延長戦をね」
なお、コピペの元ネタではすでに亡くなっていた野村だったが現実の世界では2020年2月11日に84歳で逝去。ご冥福をお祈りします。